- Amazon.co.jp ・本 (219ページ)
- / ISBN・EAN: 9784121503497
作品紹介・あらすじ
経済をわかりやすい語り口で語る著者が、「激安」商品を俎上にのせ、安さのからくりをズバリ指摘。コストを徹底的に減らせたワケは。コラムも充実した、賢い消費者になるための必読書。
感想・レビュー・書評
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激安の秘密は、豊作地域からの余剰買い、潰れそうな店からの叩き買い。安価路線で成長した会社が、ブランディングを上げるために、高い商品に手を出し始めると危険信号。
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●経営の勉強というより、雑学という感じで手軽に読めた。
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「激安栄えて、国滅ぶ」を本気で心配しないといけない時代。激安の裏で誰が泣いていて誰が笑っているか。
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第1章は2009年の激安ジーンズ、マクドナルドの百円バーガーなどのからくり。第2章は安売りを担ってきたダイエー、イトーヨーカドー、ユニクロ、ドン・キホーテの4人の考え方。第3章は賢い消費者になるために知っておく知識、行動を案内している。
2010年の刊行。2016年5月の現在、セブンアンドアイ会長の鈴木氏退任やユニクロの売り上げ減少などのニュースが話題になっています。
流通業界の流れが早いのか、グローバル化が進み、経済全体の流れが早くなったのか、十年一昔も間に合わない状況です。
今、考えてみると2010年が一番『激安』だったように思います。 -
寄せ集めて安くしたり、ブランドを無くして安くしたり色々な工夫があるものですが、690円のジーンズとかかなり無理して安くしてるっぽいです。
あとがきにある「激安栄えて、国滅ぶ」とならないように、よく考えて消費したいものです。 -
新しい知見もないし、ビジネスモデルの掘り下げた研究も見当たらない。みな、どこかで聞いている知識のみ並べたように思える新書だった。
本書は、残念な本であると思う。 -
先見の明があった。確かに流通大手が日に日に巨大化して、生活の中に入り込んできている。まさにコンビニ社会になっている。
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ついつい、安い品物に手を伸ばしてしまう。
その後で、こんなに安くて生産者は大丈夫かな?なんて思ってきた。
本書は激安がどのように実現されるのか、具体的な事例に即して説明される。
基本的にはメーカーから流通に主導権が移ったことである、と。
冒頭の、自分が感じてきた後ろめたさは、筆者の問題意識に通じるものがあった。
その上で、勉強になったのは、異なる業態の間で無理やり価格の比較をしてはいけない、ということだった。
筆者の言う、賢い消費者になりたい。 -
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みなさんは考えて商品を買っていると思いますが、価格について考えたことはありませんか。「なぜパソコンがこんなに安いのだろう。」そう思ったあなた!この本を読み、より楽しく買い物をしてみてはいかが。