女子校礼讃 (中公新書ラクレ 705)

著者 :
  • 中央公論新社
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本棚登録 : 179
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121507051

作品紹介・あらすじ

辛酸なめ子が、女子校の謎とその魅力にせまる!女子校育ちは「あるある」と頷き、受験生とその親はモチベーションがアップする、ポジティブな一冊。卒業生・在校生へのインタビューや、文化祭等への潜入記も充実。

感想・レビュー・書評

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  • 楽しい読み物だった!笑

    辛酸さんの文章は元から好きだったけど、何となく「女子校の人かな?」と想像はついていた。出身者じゃなくても見破る人はいるだろうけど、その時は同じ出身者である自分の中のセンサーが即座に反応。(他に説明のしようがない…笑)
    エッセイの中でも波長が合うと思ったら学校は違えど女子校出身者だったという事例が出てくるからやっぱり独自のセンサーが出来上がるんかな。

    ガガ様が女子校出身なのも上手く説明できないけどきれいに腑に落ちている。

    他校だからか共感しきれないところもあったけど、その分共通項もちらほら。あげたらキリがないけど「人間関係がシンプル」は間違いない。異議なし!笑

    ノーブルからリベラルまで、まるで各学校案内を見ている感覚。
    色々あるんやなと眺めつつも、本を閉じた時には必ず「女子校で良かった」と思えている。それは今後も再開した時や凜とした現役生を見かけるたびに実感し続けるんだろな。

  • なかなか面白かった。男子校はこういうのは書けなそう。

  • 自身も名門女子校出身である著者による女子校紹介記。
    女子校出身者や現役の女子校関係者へのインタビュー、また女子校のイベントや会合に参加して見聞きしたことを、自身の女子校体験も交えながらコラム的に紹介している。

    前半部分は特にそうだが、謙遜しているのか茶化しているのか分からないテンションでの女子校生の生態紹介が続き、礼賛どころかdisってるようにすら感じるが・・・・
    全体的には、広く浅いコラムが続くので散漫な印象はありつつも、それらを積み重ねることで結果的に「女子校とはこんな世界」という雰囲気をほんのり疑似体験できる仕上がりになっていると思う。
    現時点で関心を寄せている学校に関する話題は特に興味深く読んだ。
    でも最後まで、本心で女子校を持ち上げているのか皮肉を言っているのかよく分からなかった。笑

    これ一冊で女子校のすべてが分かるわけでは勿論ないが、肩の力を抜いて女子校マニアの女子校OBの話を軽く聞き流すくらいに読むと程よい感じの一冊。

  • ニッチな感じが、わるくはなかった。
    だけど、女子ってけっこうめんどくさくて嫌なんだけど、伝統的な女子校は違うのかな。
    もしくは、賢い女子校は違うのかなと思う。

  • NDC374.2「辛酸なめ子が女子校の謎とその魅力にせまる!あの名門校の秘密の風習や、女子校で生き抜くための処世術、気になる恋愛事情まで、知られざる真実をつまびらかにする。在校生へのインタビューや文化祭等校内イベントへの潜入記も充実した、女子校研究の集大成。読めば女子校育ちは「あるある」と頷き、受験生はモチベーションがアップすること間違いなし。令和よ、これが女子校だ!]

    目次
    第1章 女子校、その光と影(女子校の思い出 光と影;広島女学院出身の友人が語った、女子校処世術;カトリック系名門校の秘密の授業 ほか)
    第2章 女子校の知られざる真実(女子校出身者の個性;お嬢様女子校の秘話;まぶしすぎる東京女学館ライフ ほか)
    第3章 女子校潜入記(人気漫画の舞台のモデルにも…学習院女子中・高等科のブランド力;東洋英和のクリスマス音楽会体験記;豊島岡の冷静と情熱の間の合格発表 ほか)

    著者等紹介
    辛酸なめ子[シンサンナメコ]
    漫画家・コラムニスト。東京都生まれ埼玉県育ち。女子学院中学校・高等学校を経て、武蔵野美術大学短期大学部デザイン科グラフィックデザイン専攻卒業。人間関係、恋愛からアイドル観察、皇室、スピリチュアルまで幅広く執筆

  • 著者自身も女子校出身で、特に関東圏の女子校を中心に各校の特徴、そこに通う生徒たちの特徴等を記している。
    それぞれの学校の特徴はあるが、そこに通う女子たちの共通した特徴というものがあると感じる。所謂、「女子校あるある」である。これは時代が変わっても、学校が違っても存在するのだと感じた。
    私立中学、高校は増えても、少子化の影響もあるのだろう、女子校の数は減っているという。共学校、女子校とそれぞれに長所短所はあるだろうが、これからも女子校は存在し続けるだろう。
    女子校に通った私には、時代は変われど、そして学校は違えど、懐かしさを覚えた一冊だ。

  • 受験調査になってるかどうかはわからないけど、一部有名校のコラムは少し参考になった。でもやっぱりわからねえ。

  • タイトル通り、女子校と卒業生・在校生を神格化している内容でした。全員が全員そうであるわけないのに、そのように書いてあるので読んでて気持ち悪くなった。

  • 辛酸なめ子が女子校の魅力にせまる!女子校育ちはあるあると頷き、受験生はモチベーションがアップする一冊。女子校潜入記も充実。 

  • 女子校をいろいろな角度から書いている。新聞連載をまとめたもののためか、ちょっと散漫な感じが残念。

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著者プロフィール

漫画家、イラストレーター、コラムニスト。
1974(昭和49)年東京都生れ、埼玉県育ち。武蔵野美術大学短期大学部デザイン科グラフィックデザイン専攻卒業。興味対象はセレブ、芸能人、精神世界、開運、風変わりなイベントなど。鋭い観察眼と妄想力で女の煩悩を全方位に網羅する画文で人気を博す。著書は『大人のコミュニケーション術』(光文社新書)『おしゃ修行』(双葉社)『魂活道場』(学研)『ヌルラン』(太田出版) 『タピオカミルクティーで死にかけた土曜日の午後』(PHP)、『スピリチュアル系のトリセツ』(平凡社)など多数。

「2022年 『辛酸なめ子、スピ旅に出る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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