教育の未来-変革の世紀を生き抜くために (中公新書ラクレ 770)

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  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784121507709

作品紹介・あらすじ

新しい知識やスキル(技能)を学ぶ意欲を高めるにはどうすればよいのか。本書では、赤ちゃんから高齢者まで、誰もが持っている「学びの原動力」を最新の認知科学から解明。人口減少、デジタル化、中国の台頭、自然災害など、日本社会が直面するさまざまな課題を克服し、未来を拓くには――。教育改革を牽引する認知科学の第一人者が、英語力、情報活用能力から社会的関係を築く力の育み方まで、教育のあり方を提言する。

(主な目次)
第1章 「学びの原動力」と「教育と社会」
第2章 「学びの原動力」とは何か
第3章 判断と社会性の基盤
第4章 教育と社会――日本の未来に立ち塞がる四つの圧力
第5章 「教育の未来」を築く
第6章 近代教育の時代からデジタル革命の時代へ
第7章 「教育の未来」へのイノベーション
第8章 何を学び、何を教えるか――一二の「学びの基本項目」
エピローグ――「教育の未来」と平和の維持

感想・レビュー・書評

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  • 入試改革などに関わってきた著者が、昨今の技術革新や世界情勢の変化などを踏まえ、これまでの日本の教育システムのレビューと今後必要なスキルや教育の在り方について述べた本。

    学校教育のことだけでなく、「学びの原動力」は何かということにもかなり丁寧に言及されている点がよいと思う。
    「学びの原動力」は心のはたらきとも関係するが、一生にわたり人が学び続けたり、主体的に目標を持って生きたりすることにも繋がるもので、実はそういう力を持つ人を育てることが大切なのではないか。

  • 東2法経図・6F開架:B1/5A/770/K

  • 教育こそが困難に直面する日本の未来を拓く。教育改革・入試改革のキーパーソンが認知科学から学びの意欲を高める教育のあり方を提言

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著者プロフィール

安西祐一郎
元慶應義塾長、東京財団政策研究所所長、慶應義塾学事顧問。1946年東京都生まれ。慶應義塾大学大学院工学研究科博士課程修了。工学博士。博士(哲学)。専攻は認知科学、情報科学。慶應義塾大学理工学部教授、慶應義塾長、日本学術振興会理事長。中央教育審議会会長などを歴任。慶應義塾大学名誉教授。紫綬褒章受章、文化功労者。著書に『問題解決の心理学』(中公新書、1985)、『認識と学習』(岩波書店、1989)、『「デジタル脳」が日本を救う』(講談社、2010)、『心と脳』(岩波新書、2011)ほか多数。

「2022年 『教育の未来 変革の世紀を生き抜くために』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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