- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784121601780
作品紹介・あらすじ
禅とは何か? 禅は虚無的か? 禅を世界に知らしめた、英文でかかれた画期的作品を当時、学生だったひろさちやが邦訳。
半世紀を経て校訂し、新たな解説をつけて甦る禅のなかには、極東の人々の、ことに日本人の哲学・宗教・人生のすべてが体系化され、まさに結晶されている大魚と小魚がお互いに不満を抱かず同じ大海に生きるがごとく、キリスト教徒も仏教徒も禅を実践できるのである。禅は大海である、禅は空気だ、禅は山岳だ、禅は雷鳴であり閃光であり、春の花、夏の熱気、冬の雪である。いや、何よりも禅は人間なのだ
感想・レビュー・書評
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元は英文で書かれていたということで、禅を全く知らない人が理解できるようにわかりやすく丁寧に説明している。
原始仏教と比べたら今の仏教は仏教でないという論に対して、変化こそが有機体の本性であるという。禅には神がないが否定も肯定にも関知しない。瞑想が禅の本質ではなく、精神の本性を洞察し鍛錬することがそれである。禅は否定するがニヒリズムにあらず。禅堂での雲水の生活の描写も面白い。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
禅を世界に知らしめた画期的な名著。英文でかかれた原著を学生だったひろさちやが邦訳。半世紀を経て校訂し新たな解説をつけて甦る。
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「ZEN」を世界に広めた大先生による英語文章をひろさちや氏が翻訳
臨済宗の禅が素晴らしいものであるという説明がとてもわかりやすい言葉で上手に表現されている
何かしら凄いものがある感じ -
「An Introduction to Zen Buddhism」の翻訳本です。
河合隼雄さんがアメリカ留学中に読んだということで読みました。原書(英語)は理解できないので・・
河合隼雄さんの著書「ユング心理学と仏教」のp36/p67に載っています。
英文には、ユングの序文があり、それも読みたかったのです。が、省略されている!!
春秋社から出版されたものにはあるのかも?(未確認)
しかし、KINDLEの鈴木大拙・禅選集4「金剛界の禅・禅への道」の中にユングの序文を見つけて、それを読みました。
増原良彦はひろさちやさんの本名だったとは!
増原良彦さんの「鈴木大拙」を解説した序文が面白いです。ひろさちやさんの本は何冊か既に読んでいますが、とてもわかりやすいく読みやすいです。 -
いや〜、難しかった。
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『禅』とは。
なるほどなるほど。という感じでしょうか。