ペスト (中公文庫 C 8)

  • 中央公論新社
3.25
  • (0)
  • (1)
  • (3)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 16
感想 : 1
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (401ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122000599

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 人はとてつもなく無力なものです。
    特に、未曽有の脅威に関しては
    いやというほど本能が出たり、
    意地汚さが浮かび上がってきます。

    著者は遠くに逃げようとはしたものの
    結局住んでいる地を離れる決心がつかず
    ロンドンにとどまることとなったものです。
    彼の周りではすさまじいほどの災禍が
    人々に牙をむいていきます。

    何も対策ができない、
    やけっぱちになったがゆえに
    この疫病は見る見るうちに人に伝播していきます。
    流れる人々が他の地に未知の病原菌を
    まき散らしたのです。

    やがて来る終息。
    でも、人はやっぱり弱いですね。
    最後の詰めが甘い、
    人は弱いね。

全1件中 1 - 1件を表示

著者プロフィール

1660年ロンドン生まれ。商売や入獄を経てジャーナリストとして活躍し、論説紙の記事で健筆をふるう。1719年『ロビンソン・クルーソー』を発表。他に『モル・フランダース』『ペストの記憶』など。

「2011年 『ロビンソン・クルーソー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

デフォーの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×