君主論 (中公文庫 D 16)

  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (183ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122001947

感想・レビュー・書評

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  • ルネサンス期(15〜16世紀)イタリアの官僚政治家マキアヴェリ。国の治め方、君主たる者の権力の使い方を説いた権謀術数の名著。

    愛されるより恐れられよ、外国の兵隊に頼ってる国はいずれ滅びる、財産や婦女子を強奪する君主は民衆の恨みを買い、統治はままならない、などなど名言の数々、500年前の警句を噛み締めるべし。

  • 書いてから500年も経っているのに、人間って変わらないんだと思った1冊。

    他の出版社では悪の人心の掌握する為に等と書かれているが、

    恨みを買わないように、恐れられる存在になる事が重要だと思う。
    恐れられると言っても現代では恐怖だけではなく、様々な意味で恐れられる存在になる事が重要だ。

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著者プロフィール

一四六九年生まれ。フィレンツェの政治思想家。少年時代より独学で古典教養を身につける。外交・内政・軍事の官僚政治家となり国内外で活躍、様々な型の君主と身近に接する機会を持つ。政変にともなって追放処分を受け、失意の日々に『君主論』を執筆、没後出版された。危機的状況を踏まえた激しい内容から権謀術数に長けた非道な思想家と呼ばれたが、一九世紀になって、同時代のレオナルド・ダ・ヴィンチ同様人間を冷徹な目で観察し科学的に認識した人物として高く評価される。一五二七年没。 一九二八年(昭和三)、東京都生まれ。京都大学文学部卒。京都大学大学院修了。大阪外国語大学教授を経て同大学名誉教授。主な著書に『伊和中辞典』(共編)、訳書にデッラ・カーサ『ガラテオ』、ペトラルカ『カンツォニエーレ(俗事詩片)』、レオナルド・ダ・ヴィンチ『解剖手稿』(共訳)などがある。

「2018年 『君主論 新版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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