終りに見た街 (中公文庫 A 170-2)

著者 :
  • 中央公論新社
4.00
  • (4)
  • (2)
  • (4)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 21
感想 : 2
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122011205

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 以前ドラマで見たものの、原作。

    ラストシーンが印象的で、読みたいとずっと思っていた。

  • このドラマはある意味で「未来への警鐘」でもある。

    現代社会に生きる家族が、戦時中の世界にだんだんと染まってゆく・・。

    そしてネタバレになってしまうが、歴史上では東京大空襲が無いはずの日に、原爆が落とされる。

    歴史の筋書き通りにはいかない・・どこかでネジが狂ってしまったのだ。



    最後のシーンは200X年の東京が消滅していることを暗示するのだろう・・

    これが「終わりに見た街」という意味だ。

    我々の今住んでいる現代の世界も、実は危ういもので、例外ではないのだ。


全2件中 1 - 2件を表示

著者プロフィール

1934年、東京生まれ。大学卒業後、松竹入社、助監督を務める。独立後、数々のTVドラマ脚本を執筆。作品に「岸辺のアルバム」「ふぞろいの林檎たち」他。88年、小説『異人たちとの夏』で山本周五郎賞を受賞。

「2019年 『絶望書店』 で使われていた紹介文から引用しています。」

山田太一の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×