reinouさんの感想
2017年1月21日
ネタバレ 1991年刊行(底本1988年)。著者は古筆学研究所所長。千利休あるいは彼の同時代人の書簡をもとに、利休の豊臣政権において果たした役割とその死の要因について解読していく。細かく分析しながら、その死の要因が三成らの讒言というのは拍子抜けだが、書簡・資料分析は細かく丁寧で、事実の描写や関係者の来し方は説得力がある。また、理由は不明だが、伊達政宗関連の解説も多い。