新選組血風録 (中公文庫 し 6-43)

著者 :
  • 中央公論新社
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感想 : 70
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  • Amazon.co.jp ・本 (635ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122025769

感想・レビュー・書評

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  • 剣に生き剣に死んでいった新撰組の話。銀魂程度の知識しかない状態で読んだけど、めちゃくちゃのめり込んだ。こんなにも色んな人達がいて各々の物語があったことに当たり前やけど気付かされた。今では分からないこの価値観の中で生きて散っていく新撰組に焦がれる。

  • これまで歴史小説が苦手で敬遠していた司馬遼太郎さんの本を読む。面白いじゃないか…!思っていたよりずっと言葉がわかりやすく、軽妙な語り口、新撰組隊士たちの人間模様がとても鮮やかに描かれている。

  • かつての再読。15の異聞短編集。時間軸で進むのではないが、連作と言ってよい。解説は、角川文庫の解説より興味深い。連載と同年に「竜馬がゆく」「燃えよ剣」の連載が始まっていたというのは驚き。2017.1.1

  • 新撰組を題材とした短編集。「虎徹」、「菊一文字」は、刀がテーマ。新撰組が刀剣にこだわりを持っていたことが感じられて面白い。

  • 新選組の方々の様々なエピソードが連作で語られている。みんなすぐに殺されて大変な組織だわい、と思いながら読んでいた。たまに死なない人がいたらほっとしてみたり。

  •  大学に入って、明らかに読書時間が減りました。悲しいです。悲しい限りです。
    新選組血風録を読むのに、こんなにも時間がかかってしまうとは。不覚。しかし、本は読む速さではないですし。本はじっくり読むものでござんしょう。
     新選組血風録は短編集で、あまりスポットの当たらないような人物の話とかもありました。自分のなかで司馬遼太郎の新選組小説、と言えば、燃えよ剣でしたが、こっちも好きです。なかでもいちばん好きだなぁ、と思ったのは、沖田さんが主人公の菊一文字。おもしろかったのは、槍は宝蔵院流という、谷三十郎と斎藤さんの話。斎藤さん好きだ。何か、どんな作家が書いても、彼はけっこう浮世離れしてる気がする。
     次は、司馬遼太郎の尻くらえ孫市読みます。

  • 雑誌で映画「御法度」の文字を見たら、また読みたくなりました……。

  • 短編集。一話一話が短く、思った以上に読みやすかった。歴史を追うというよりは、日常を切り取ったようなお話が多い。
    2010/9/13

  • 新撰組隊士たちの生き様がよくわかる。あまりメジャーでない隊士にもスポットをあてているので面白いです。
    新撰組ファンなら買い。

  • 新撰組のマイナー志士に焦点を当てた
    短編集

    マイナー志士に焦点をあてその視点から描く事で
    新撰組に対する一人一人の思いの違い、がみられて
    よかった

    当たり前のことだが
    同じ経験をしても感じる思いは皆違う

著者プロフィール

司馬遼太郎(1923-1996)小説家。作家。評論家。大阪市生れ。大阪外語学校蒙古語科卒。産経新聞文化部に勤めていた1960(昭和35)年、『梟の城』で直木賞受賞。以後、歴史小説を次々に発表。1966年に『竜馬がゆく』『国盗り物語』で菊池寛賞受賞。ほかの受賞作も多数。1993(平成5)年に文化勲章受章。“司馬史観”とよばれ独自の歴史の見方が大きな影響を及ぼした。『街道をゆく』の連載半ばで急逝。享年72。『司馬遼太郎全集』(全68巻)がある。

「2020年 『シベリア記 遙かなる旅の原点』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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