- Amazon.co.jp ・マンガ (324ページ)
- / ISBN・EAN: 9784122026377
感想・レビュー・書評
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チビで卑屈で体力のない満賀道雄(藤子不二雄A)に「のび太」を見てしまうのは気のせいだろうか。
コンプレックスを抱えながらも、必死で漫画家になる夢を叶えようとする二人組が、富山から大阪に出て神とも崇める手塚治虫先生と初面会するシーンは感動した。
泥臭く、そして人間味に溢れるAの筆致は、その後の歴史を考えるにもなんとも言えない気持ちになるのであった。
しかし本書から得るべきものは、そういったゴシップを超えた何かであることは確かだろう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
全14巻 完結(続編は未完)
2人のまんが少年が、藤子不二雄という人気まんが家になるまでの、漫画人生を描いた話。
満賀と才野を取り囲む親身な大人達や同じ夢を持つ友人、時には取り返しのつかない失敗などがリアルに迫るので、私も自分のやりたいことを全力でやらなくては、と励まされるのだった。
二人が二畳の下宿から四畳半のアパートへ移り、その広さに浮かれるシーンは特に感慨深い。それから、哲学堂公園で野球をするシーンも好き。住宅地の中に突然、のそりとあの不思議な建物が現れるのを見た時の感覚は、きっと今も昔も変わらないのではないかと思うと、野球の試合のシーンも、しんみりと感じられた。 -
一点放火型青春。好きだ。受け持ちの患者さんと一緒に読んだ。
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テラさん、、、。
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自分の信じた道にも不安や迷いがあるのだ。