- Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
- / ISBN・EAN: 9784122031197
感想・レビュー・書評
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聡き人は死も生も嘆かず
聡き人は魂はこの身を離れて後、他への肉体に到達することを知っている
肉体には限りがあるが、魂は滅びることはない
であれば戦え(天命を全うする)
苦も楽も同じ現象、
生者は死に、死は出生からなる。であれば全ての生きとし生けるものを嘆くことはない。
万物は太初あらわならず、中間のみあらわにして、末尾あらわならず
武士にとって、法の定むる合戦は本務(天命)、本務を果たせないことこそ嘆くこと
以上がサーンキヤ哲学的思弁的な方法
物質から離れよ。関心を行為のみに注ぎ、功果・動機に囚われない。
心をフラットに、自分の真ん中(バランス)にいる
→出生の縛より解き放たれる
心中に存する一才の欲愛を放火し、みずから自己にのみ満ち足りるとき、ひとは真智定まれるひとといわる
p55一切の欲愛流入するも、かかるひとは寂静を得。内に欲愛を抱くものは然らず。
一切の欲愛を放下し、愛執なく、我欲なく、我執なく身を処するひと、そは寂静にいたる。
これ、聖なるものの境地なり。これを得て、ひと、ふたたび迷郷にただようことなし。いまわの際にてもあれ、この境地に立てるに、ひと凡涅槃に入る
知〉行為、知は行為によって成される?
59.ひたすら自己にのみ悦びを見出し、自己に満ち足り、自己にのみ安んぜんひと、かれにとり、もはや、なすべきことなし。
62.心を最高の自己に置き、すべての行為をわれにむけ捨離し、期待なく、我欲なく、患悩の心を去り、戦え。
ひと、知識ありとも、己の本性にしたがい四肢を動かす。万物、その本性に帰す。
欠くるところかりとも、己の本務をの遂行は、見事完遂せる他者の責務にまさる。己れの本務に死するはすぐれ、他者の責務の遂行は危難をもたらす。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
借りたもの。
ヨーガを実践する事で、平常心を保つ事を説く。
クリシュナ(ヴィシュヌ)が繰り返し語る「心を調伏し」という言葉。
心の平穏と物事を公平に見ようとする精神は、現代を生きる私達にも必要なものだ。
読み進めると同調し、次第に鼓舞される。それは第11章でアルジュナの求めに応じて顕現するクリシュナ、という形で表現される。
永き時を経ているため、一貫性がないとも思う行もあるが、そこはケース・バイ・ケースと解釈。