麗しの皇妃エリザベト―BIBLIO人物 (中公文庫 B 17-7 BIBLIO)
- 中央公論新社 (2003年4月24日発売)
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- Amazon.co.jp ・本 (560ページ)
- / ISBN・EAN: 9784122042001
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新書文庫
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情熱家で何よりも自由を愛する父・マクシミリアン公のもと、アルプスの山野を駆け伸び伸びと育った野性の王女シシ(エリザベト)。
若きオーストリア皇帝フランツ・ヨーゼフと、シシの姉ヘレナの、事実上の“お見合い”の末席に彼女も座したことが運命だった。
フランツ・ヨーゼフはヘレナではなく、その妹シシに恋をした――。
かくして世紀末ヨーロッパ隋一の美貌を謳われ、世の賛美を一身に集めたオーストリア皇妃エリザベトが誕生する。
だが、マイヤーリンクでの皇太子ルドルフの情死、幼馴染で従弟のバイエルン王ルートヴィヒ二世の狂死。妹ゾフィの不幸な焼死。姑ゾフィとの確執と旧弊に満ちた宮廷生活。
相次ぐ悲劇とハプスブルク家の重圧から逃れるかのように、シシは汽車での旅と乗馬にのめり込む。
旅から旅の彷徨の果てに、異郷の地でアナーキストの凶刃に倒れた美しき皇后の波乱の生涯を描く伝記。
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