すぐれた組織の意思決定―組織をいかす戦略と政策 (中公文庫)

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  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (374ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122042087

感想・レビュー・書評

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  • まさに自分が最も注目しているタイトルがついた書籍です。
    著者も述べてますが、"意思決定"に関して専門的に学ぶ機関は、極めて少ないです。
    経営学、経済学、組織論、社会心理学などに跨がって学際的ということや、理論よりも実務的な方が近く、学問としての認知が低いのが理由だと思います。
    でも"意思決定"は、組織だけでなく、人なら誰でも日常生活で行使していること。
    いつの日か、いかに有効に意思決定できれば、明るい社会生活を送ることが出来るのだろうかと考える様になり、いまに至ってます。
    本書では、前提となる意思決定論、組織論などの学問に触れた上で、組織で意思決定するための組織目的を体系化し、各要素に対して考慮すべき要因・制約を緻密に解説しています。まさに、組織的意思決定の教科書です。
    もちろんですが、これがという最適解はありません。
    様々な個別事案は、背景も違えば、無尽蔵な要因があるので、当たり前な事です。
    本書は、今後何度も読み返す事になると思います。
    既に廃刊でしたので、プレミア購入しました。自分が読む前のオーナーさんは、何回読み返したのかな…

著者プロフィール

1958年生まれ。慶應義塾大学総合政策学部教授。専門は、意思決定・交渉論と医療政策。東京大学法学部卒業、富士銀行(現在のみずほ銀行)、元厚生省勤務の後、ハーバード大学行政大学院で学び、シカゴ大学経営大学院でPh.D取得。シカゴ大学経営大学院助教授やスタンフォード大学研究員などを経て、2001年より現職。そのほか、株式会社キングジム社外取締役、厚生労働省中央社会保険医療協議会委員など。著書に『すぐれた意思決定』(中公文庫)、『意思決定トレーニング』(ちくま新書)、『人生が輝く選択力』(中公新書ラクレ)、『サバイバル決断術』(NHK出版)などがある。

「2018年 『交渉学が君たちの人生を変える』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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