日本怪談集 妖怪篇 上 (中公文庫 B 21-2 BIBLIO)

著者 :
  • 中央公論新社
3.42
  • (2)
  • (9)
  • (13)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 59
感想 : 6
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (219ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122043855

作品紹介・あらすじ

狐に化かされた、大入道に出くわした、河童の写真を撮った…ほんの数十年前まで、多くの日本人がそれら「妖怪めいたもの」の存在を信じ、その体験を語り継いでいた。妖怪たちはなぜ、かくも長い年月にわたって普遍的な存在たりえたのか。広範な資料から日本の妖怪譚を収集し、その謎を探る。上巻には、路上、家、川、山などに現れる妖怪およびロクロッ道・一つ目小僧ら「ぶきみな化け物」、狐狸や猫、蝦蟇など「動物の怪」を収録。索引付。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 妖怪毎に簡単な解説のあとにその妖怪の事例、伝承を幾話か述べるスタイル。
    知らない妖怪も最初の解説で分かりやすく読みやすい本でした。

  • 今では都会の場所があれば今は放射能処理場になっている場所の怪談もあり、何だか複雑な気持ちになる。
    誰が読んでも自分の近所の怪談を見つけることができそうな程、様々な地域の話を集録している。
    ただし、方言と思われる言葉が、そのまま記載されているので、そこが難所。
    構成も好き。最初にその妖怪について色々な見方が書かれているのが良い。

  • 項目ごとに妖怪が整理され、冒頭に簡単な解説、そして古今東西のたくさんの事例という構成。
    妖怪好きにはたまらないでしょう!
    上下巻の手ごろなサイズとお値段。
    図説も入り、表紙もオシャレです。

  • 下巻にまとめる

全6件中 1 - 6件を表示

著者プロフィール

1914年福島県生れ。1941年慶應義塾大学卒。佐藤信彦、折口信夫から民俗学の薫陶を受けるとともに、柳田国男に師事。毎日新聞に勤務しつつ、民俗学研究所理事、日本民俗学会評議員などを歴任。1982年没。

「2022年 『柳田國男先生随行記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

今野圓輔の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×