- Amazon.co.jp ・本 (447ページ)
- / ISBN・EAN: 9784122046085
感想・レビュー・書評
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シリーズ4作目にしてやっと安定感が出てきた。小学生の子供も抱える恋人、元恋人の刑事上がりの探偵、巨漢の良き相棒といった孤狼の鳴沢を支える仲間が出来たことと、警察のドロドロした組織の派閥争いと死にゆく父との確執や葛藤がうまく入り混じりあい、良質な刑事小説に仕上がっていた。
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まだシリーズ途中だけど、1番良かった!今回の相棒「今」の存在が鳴沢を柔らかい感じにさせた気がする。 また、今を始め、かつての相棒の小野寺も登場して頑なに孤独に生きる鳴沢が周りの助けによって、段々と変わってくる。事件は1人の警察官の死と失踪から大きな警察の闇に迫る。鳴沢の変わらない正義と変わり行く鳴沢自身の心が見えて良かったデス。
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シリーズ4作目。今回の敵は警察内部にあり!刑事ものでこのテーマはやっぱりハマる!そして、今回の相棒は巨体で大食いの今。鳴沢さんからすると、絶対合わなさそう…でしたが…このコンビ、絶妙なバランスでいいですね。いろんな顔を併せ持つ今さん、お気に入りです。再登場の冴も魅力が増していたし、お父さんの一言メッセージもジワ〜っときました。シリーズを順番に読んできましたが、今回が一番おもしろかったです。
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警察内部に蠢く派閥争い。
一人の刑事の死と一人の刑事の失踪から始まる事件の捜査に特命として指名がかかる。
昔の相棒まで巻き込み展開する、組織の闇。
今回の相棒、関取のような今とのやりとりは結構好きだった。
2013.11.19 -
これはまた別のミステリ好きの学生のおススメ。特に避けているわけではないのだけれど警察小説ってほとんど読んでない。さすがに名前は知ってたけどこの著者も読むのは初めて。シリーズ物をどこから手をつけるかは難しい。ぼくの性格としては時間順に最初から読みたくなるのだけれど、第一印象は重要だから、初心者としてはどうせなら評判の高い作品からはいるのが無難でもある。それでピンとこなかったら他のを読む必要はないのだし。というわけでこれ。Amazonで一番上にあったので。
警察という組織内で小説としての面白みを出そうとしたら、主人公をアウトサイダーにするしかまあないんだろうね。だけど肝心の鳴沢了の人物造型がいまひとつ。際立った魅力に欠ける。逆に小野寺冴ときたらあまりにはじけ過ぎ。先行作を読んでないせいもあるだろうけど。新潟の父親との確執とか故郷を捨てた経緯とかが、これまでの事件なのだということがちらっと出てくる。だけど遡って読もうかという気にはあまりならない。それだけの求引力を感じない。
本作は、鳴沢ともうひとりの巨漢刑事今敬一郎の即席コンビが、特命を帯びて失踪刑事の所在を追うというもの。お決まりの内部抗争と虚々実々の化かし合い、誰が敵か味方かというありがちなストーリー。意外性もあまりない。最後の緊迫感もちょっと中途半端。予定調和というか、どうせならもうひとひねりあってもいいのでは。唯一の救いは今の憎めないキャラクターに尽きる。彼だけはすばらしくよく書けている。いいなあ、こんな奴と組んで仕事したいなと思わせる。彼が登場する続編があるなら読んでもいいけれど、残念。 -
鳴沢了シリーズ第4弾。今回は特命。相変わらず、型破りな解決。
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第4作。こなれてきました。
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極秘の特命捜査を命じられた鳴沢と今。警察の暗部が描かれている。
食べることばかり考えている今が憎めないキャラクターでよかった。 -
相変わらず偶然が多いが、面白い。