ニーベルングの指環 上 (中公文庫 S 21-1 マンガ名作オペラ 1)

著者 :
  • 中央公論新社
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本棚登録 : 98
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122047495

感想・レビュー・書評

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  • びわ湖ホールから

  • 10月N響定期は、マゼールのワーグナー(マゼール編)/言葉のない「指環」〜ニーベルングの指環 管弦楽曲集 です。
     ⇒ URLはこちら https://blog.goo.ne.jp/pasobo-arekore2005/e/af25d8843e47e11c7ff44c18edb00f6c
    『10月N響定期は、マゼールのワーグナー』〜 Myブログ「パそぼのあれこれフリーク:Part2」

    これまでも、「ニーベルングの指環」のあらすじは何度も読んだけれど、イマイチ頭に入っていなかった。
    この本は、マンガというだけでなく、これ自体が 舞台のようです!
    ストーリーも登場人物も これでしっかり頭に入りました。

    コンサートの後は、全曲CDを聞きながら、もう一度読みましょう。

    2012/10/19 予約 10/19 借りて一気に読み終わる。
    CDを聞きながら、読み返し、ストーリー確認に役立ってます。

    内容と著者は

    内容 :
    ニーベルングの指環 〜 序夜・ラインの黄金、第一夜・ワルキューレ

    序夜・ラインの黄金
    小人族のアルベリヒは、愛を断念した者のみがつくることができる黄金の指環をつくりだしてしまう。
    この指環こそ、神々と人間をめぐるすべての悲劇の始まりだった…。
    舞台祝典劇「ニーベルングの指環」前夜祭の開幕。

    第一夜・ワルキューレ
    「花嫁にして妹、夫にして兄」 ジークリンデとジークムントの至高の愛が高らかに歌い上げらる。
    父と娘、ヴォータンとブリュンヒルデの最後の抱擁が語られる「ワルキューレ」。
    ワーグナーによる壮大かつ複雑な英雄神話が甦る。

    著者 :
    1948年大阪生まれ。マンガ家。大阪芸術大学キャラクター造形学科教授。
    マンガジャパン事務局長。(社)日本漫画家協会常務理事。
    作品に「あした輝く」「アリエスの乙女たち」など。

  • 実際の物語はどうなっているのかよく知らずに、音楽だけはよく聴いていたが、この漫画を読むことで、ようやくどんな物語なのかということを知ることができた。
    何より、岡田暁生氏の解説が秀逸。さっそく「ワルキューレ」を聴きたくなった。

  • オペラ「ワルキューレ」の予習のため。

  • リヒャルト・ワーグナー作曲による傑作オペラ『ニーベルングの指輪』の物語世界を漫画家・里中満智子先生がコミック化。その上巻です。ここでは前半部が収録され、指輪をめぐる神々と人間との葛藤が描かれます。

    名作オペラ『ニーベルングの指環』の世界を里中満智子先生が完全コミック化されたものです。里中先生といえば数々の少女マンガの代表作と、個人的には『ギリシャ神話』の漫画化で印象に残っているのですが、名作といわれるオペラのストーリーをマンガで一気に読むことができるので、高尚な趣味をもっと人と会ってオペラの話になったときに、こういう話ができればよいのかもしれません。

    こういう神話に出てくる神様というのは、誰もが個性的かつ魅力的な神々や人間たちばかりでございました。合間合間には作品に関する解説や、上演された経歴、巻末には作曲したワーグナーの人生も記されており、その規格外の人生に思わず苦笑いが洩れてしまいました。

    それにしても…。全ての始まりが不細工な男が女性への愛を拒まれたがゆえにライン川の黄金を盗み、それで指輪を作ったことがきっかけだというオープニングに
    「わかる!わかりすぎるほどわかる!!」
    と思わずひざを打ってしまいました。どこに共感するのかはその人しだいでございますが、下巻を読むのが楽しみになってきました。

  • 上下巻およそ1時間で四夜に渡るオペラのあらすじが分かってしまうというスグレモノ
    実際のオペラではこの漫画のように可愛い登場人物を期待してはいけない。主役に選ばれるためには長いキャリアと声量を得るための体格が必要なのだ。
    そういうわけで、ある意味、罪作りな作品でもある。

  • これはいいですねー!私にとっては「初・里中満智子」なので、この作品 / シリーズだけがこんな感じなのか、それとも里中さんの作品はいつもこんなふうなのかはわかりませんが、絵がわりと淡々として「萌え」ない(すみません私だけですか?)分、過剰に媚びたりうるさかったりせずストーリーが追いやすいし、ドラマの頂点の作りも原作ほどしつっこくなく、「もののあはれ」ふうなところが感じられて、むしろ原作より受け入れやすいのでは?と思います。「ラインの黄金」と「ワルキューレ」との間に隠されていて実際には上演されないエピソードがきちんと紹介されているところもすばらしいし、要所々々の欄外の注も親切。ワーグナーの音楽とは違って一気に読んじゃいました。解説やソフト案内も充実していますね。

    詳細は⇒ http://hoch.jugem.jp/?eid=253

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著者プロフィール

マンガ家。第1回東アジアMANGAサミット事務局長。1948年大阪府生まれ。16歳のとき「ピアの肖像」で第1回講談社新人漫画賞受賞をし、プロのマンガ家生活に入る。その後数々のヒット作を生み出し現在に至る。主な作品に「アリエスの乙女たち」「あすなろ坂」「鶴亀ワルツ」他多数。「あした輝く」「姫が行く!」で1974年講談社出版文化賞受賞。「狩人の星座」で1982年講談社漫画賞を受賞。マンガジャパン事務局長。(社)日本漫画家協会常務理事。大阪芸術大学芸術学部文芸科教授。文化庁文化審議会著作権分科会委員などを歴任。

「2005年 『アジアMANGAサミット』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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