いい女 (中公文庫 ふ 37-5)

著者 :
  • 中央公論新社
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本棚登録 : 73
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (461ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122047624

感想・レビュー・書評

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  • 前に読んだんだけど、今回ちょっと自分を鼓舞したくて再読。ここまでは無理だけど、もう少し頑張らなくちゃなと。

  • 1人の女性が変化していく様子がとても面白かった。

  • 読みました
    最後まで
    でもね
    [上場会社の取締役]
    [パリで育った]
    [高級エステ]
    [女度が低い]
     ・・・・・
    引っかかる表現が多かった

  • 主婦の鑑と言われそうな、そしてそうなろうとしてきた女性が、母でもなく、妻でもなく、女として変わっていく話。
    てっきり最後元サヤにもどるかと思っていたら、そでもなかった。

  • 現実的じゃないけど、展開は面白かった。

  • 今、TBS系でお昼のメロドラマ時間帯に放送されているのがいい女。
    休みの日しか見れないんでときどき見ては、あ、今読んでるところのシーンだ・・・とか、あ、ここ原作と違う・・・とか思いながら、先に原作を読み終わってしまいました。

    いい女になるってのは、ホント涙ぐましい努力とお金がかかるんですねーヽ(;´Д`)ノ
    っていうのは、このお話のテーマではなく。

    なんだか結末は、あ、そうなの。
    って感じで終わっちまいました。。。


    ストーリーは、学生時代をフランスで過ごしたおかげでフランスの書物を翻訳するという仕事を家ですることのできる家庭的な主婦が自分の幸せとはなんだろうと自分を見つめなおすという成長物語???
    同じ成長物語(?)でも、プラダを着た悪魔のアンディとはまた違った年代の、タイプの、環境の、観点から描かれてます。

    ちょうど年齢からするとアンディと詩織のあいだくらいなんですが、どちらもけっこう特殊な仕事してるんで自分とはあてはまらないってわけなんですけども、どちらかというと詩織のほうがまだだんぜん感情移入しやすかったです。


    特に年代ってのが問題で、何しろ更年期障害はでてくるわ、両親の介護の問題はでてくるわ、娘は受験や難しい年頃で大変だわ・・・、でテンポよくどんどんお話は進んでいきました。


    なかでもこの主人公である詩織は、私からするとすっごく恵まれている特別努力することもなくしてフランス語ができるという手に職がありながらありえないって思えるほど家庭に幸せが感じられないっていう偶然が重なって重なって、ついには夫の浮気、子育て(といっても中学生・高校生)の苦悩から爆発し、不倫までも経験してしまうんですねーー。


    そのシーンはドラマではきっとそこまで描写しないだろうなーと思いつつ、一体どうなってしまうんだろうこのひと・・・とかけっこうドキドキしながら読んでました。
    まあ結局その人とは成就しないわけなんですが、今度は離婚するしないで悩むことに。


    そうこうしているうちに、詩織はエステや不倫できれいになっていくのと同時にけっこう心も成長していって女の自立を目指すようになっていくんですが、なんか結局何が言いたいんだかわからないまま終わっちゃったんですよねー。


    主婦はもっと自立すべきといいたいのか?
    女は(年齢に関係なく)もっと自分を磨くべきだといいたいのか?!
    まさか離婚や不倫をすすめているわけではないんでしょうけど・・・。


    でも一般的にはそう簡単にエステ行ったり不倫したり・・・ってできないですよね。
    だいたい設定からして、フラ語ができるってそんなに恵まれているのに!ってちょっとむかつく設定だから、一般的な主婦にはあてはまらないですよね。
    このお話は。

  • 意外とおもしろかった~。
    結末もどうなるんかなぁって思ったけど、
    すっきりではないものの、良い余韻を残す感じで。

  • 2010.9.4 読了

    自分を犠牲にし家族に尽くして来たが、満されなぃ事が多くて、自己をもっと尊重しょうと行動し始めた女性の話です。

    藤本ひとみサンの話なので、面白く無ぃ事はなぃのですが。
    ちょっと、「自分ばっかり」って意見が多すぎる感じが主人公に同調出来なかったです。


    それと、最後どぅなったのかがょくわからなぃ(^◇^;)

    蜜子とはもっとドロドロしてても面白そぅだけどね(*^^*)

  • この人の現代物は初めて読んだ。
    テンポ良く読みやすい文章はさすがだが、やはり歴史物のほうが「読んだー」という満足感や達成感があるような気がする。
    さらさらと読めてしまって、少し物足りなかった。
    というより、ヒロインの家族が個人的に受けつけなかったし、ヒロインの行動にも共感できない部分がちょこちょこあって、入り込みきれなかったのかもしれない。

  • 結婚して「いいお母さん」「いい奥さん」を努めようとしているうちに自分がなくなっていった主婦がもう一度自分というものを取り戻していくストーリー。だけど、現実的ではない・・・かな。

  • 内容(「BOOK」データベースより)
    平凡なままでは満たされない!妻として母として一生懸命やっているのに、誰も認めてくれない―。
    結婚して以来、何よりも家庭を優先させてきた詩織だが、同窓会をきっかけに、女として生きようと決意する。
    高額エステ、仕事相手との不倫、初恋の男性との再会…。
    夢を実現させようとして、自らの中に閉じこめていた「女」を開花させていく一人の女性の挑戦と変貌をリアルに描く問題作。

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    女のして生きる。。。
    家庭にどっぷりつかってるとなかなか出来ないのが現状。
    何かのきっかけで女として自分磨きをするのもいいんじゃないかな?
    1人の女性の変貌をリアル描かれててなかなか面白かった。

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著者プロフィール

長野県生まれ。西洋史への深い造詣と綿密な取材に基づく歴史小説で脚光をあびる。フランス政府観光局親善大使。著作に、『新・三銃士』『皇妃エリザベート』『シャネル』『アンジェリク緋色の旗』『ハプスブルクの宝剣』『王妃マリー・アントワネット 華やかな悲劇のすべて』『幕末銃姫伝』『i維新銃姫伝』など多数。青い鳥文庫ではKZのほかに「妖精チームG(ジェニ)」シリーズ、『マリー・アントワネット物語』『三銃士』も手がけている。

「2019年 『探偵チームKZ事件ノート 特装版 校門の白魔女は知っている』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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