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- Amazon.co.jp ・本 (340ページ)
- / ISBN・EAN: 9784122049291
感想・レビュー・書評
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伝記です。自伝じゃありません。 研究に向かうその姿勢がやはり並ではありません。これまで偉大な結果を残してきた人物は総じてそうなのかもしれませんが、意志力、芯の強さが本当に驚異的です。もちろん、一人の力ではなく、福沢諭吉やその腹心で北里を経営面で支えた人物、同郷の出身で北里を引き上げた人物さらに色々な面でお互いを刺激し合ったであろう森鴎外など周囲の人々の助力によるものがあると感じます。しかしこのような環境を作るのはおそらく北里自身の強い人物像なのでしょう。決して聖人君子ではありませんが、人情味あふれ雷親父といわれる当たり、非常に好意的に見ることができました。 現在研究をしていると身としては非常に、自分への励ましになり、刺激になります。日本人としては、このような偉大な先人がノーベル賞を受賞できなかったことは残念です。現代を北里が眺めたらどう感じるのか聞いてみたいものです。
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