- Amazon.co.jp ・本 (357ページ)
- / ISBN・EAN: 9784122055841
作品紹介・あらすじ
日村誠司が代貸を務める阿岐本組は、ちっぽけながら独立独歩、任侠と人情を重んじる正統派のヤクザだ。そんな組を率いる阿岐本雄造は、度胸も人望も申し分のない頼れる組長だが、文化的事業に目のないところが困りもの。今回引き受けてきたのは、潰れかかった私立高校の運営だった。百戦錬磨のヤクザも嘆くほど荒廃した学園を、日村たちは建て直すことができるのか。大人気の「任侠」シリーズ第二弾。
感想・レビュー・書評
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今回も面白かった。
ヤクザの代貸・日村が高校生に信賞必罰を実践してましたね。素晴らしい。
なぜか日村さんが好きになってきますね。
学園のゴタゴタも最後は上手く落ち着きました。
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任侠シリーズ第2弾!
人情もん好きや!何か、良いわ!
ミステリとか、ホラーの合間に読むのはええ!
今度は、学校再建!
高校の時って、結構、楽しかったけどな。勉強はしてないけど(⌒-⌒; )
学校抜け出したり、重役出勤もしたけど、意外と先生とも仲良くしてた。確かに生活指導とはあかんけど。
再建と言っても、生徒がイキイキしない学校なんかおもんない。
資金面ではなく、その辺も環境整えんとな。
割れた窓を直す。
花壇をきれいに。
落書きは消す。
挨拶する。
などなど。
『割れ窓理論』って言うらしい。
微罪を放置しておくと、それがいつかは重大な犯罪につながる。
小さな事から、コツコツと!やな!
それが好循環を生んで、良い方向になるんやな。
それと、生徒に本気で立ち向かう!実際の先生は、大変やとは思うけど、仕事として割切るんやなく、やって欲しいな!
でも、ヤクザのええとこばかり描いてるけど、あくまでもフィクションやで!
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H29.9.6 読了。
・阿岐本組の面々が今度は荒れ果てた学園の再生に挑んでいく。
・「ストーリーの面白さもさることながら、数々の箴言に満ちていることも本書の魅力である。
『ヤクザは本気なのだ。適当にうけこたえをしている素人と本気で交渉しているヤクザ。どちらに軍配が上がるかは明らかだ。』
『ヤクザの仕事というのは、調停や交渉事が多い。人と人の間に入って揉め事を収めたり、金の話をつけたりする。当然、信用がものを言う。信用というのは、日々の地味な仕事の積み重ねでしか得られない。』
『トラブル解決は明日まで延ばさない。1日延びると、その分だけ実入りが減ると思わなければならない。それがヤクザのシノギだ。』
・面白くて一気読みしてしまいました。 -
任侠シリーズ、初挑戦。
これが1番(っ ॑꒳ ॑c)ワクワクしたタイトルだったので。
黒谷くん、そのまま成長して欲しい。モテそう。
他、おすすめの任侠シリーズありますか? -
少し前の話になりますが、「任侠学園」という映画を見つけて、とても面白そうであれこれ調べてみたのですが、時すでに遅し、上映が終わっていました。
今回、今野敏、という作家の本を読んでみようと探していたら、なんと、この本もあって…♡
ありがたいことにNetflixで、映画も観れたのですが、
まぁ、役者さんのぴったりなこと!!
イメージ通りでびっくりするくらいでした。
組長以下、たった6人しかいない小さな組のヤクザたちが、高校の経営改善に乗り出すお話なのですが、
とにかく「痛快」という言葉がぴったりな本でした。
ところどころクスッと笑えるところあり、ヤクザの言葉に妙に納得するところあり、面白くてあっという間に読んでしまいました。
今野さんの作品は、「隠蔽捜査」や「安積班」など
ドラマ化されているものも多く、どれも面白そうなので、
また機会を作って読んでみたいと思います。 -
シリーズ第二弾!
前作「任侠書房」よりも面白かった!
今度はヤクザが私立高校の立て直しを行う物語。
エンターテイメントとして楽しめます。
ストーリとしては、前作同様、阿岐本組の組長が私立高校の理事長を引き受けることになります。
阿岐本組のNo2である日村は、またかと思いながらも、親の言ったことは絶対と、その立て直しに絡んでいきます。
荒廃した高校をどうやって立て直すのか?
荒れ果てた花壇、割られたガラス窓、成り立っていない授業、躾されていない生徒、やる気もない生徒、先生たちをどう対峙していくのか?
さらには彼らを追い出そうとするモンスターペアレント。
そんな中、ある生徒の問題行動の裏には大きな組が絡んできて、という前回同様の展開。
そして、最後は前回同様のオチで終わります。
安定調和なところが安心して読み進められますが、最後、彼らが高校を離れるシーンではジーンときました。
前作同様、ヤクザの行動倫理?がビジネスマンにも生かされると思います。
ある意味ビジネス小説と言っても良いかも。
解説にまとめられていますが、ビジネスという点では、
「ヤクザは本気なのだ。適当にうけこたえしている素人と本気で交渉しているヤクザ。どちらに軍配が上がるかは明らかだ」
「ヤクザの仕事というのは、調停や交渉事が多い。人と人との間に入って揉め事を収めたり、金の話をつけたりする。当然、信用がものを言う。信用というものは、日々の地味な仕事の積み重ねでしか得られない」
「トラブル解決は明日まで延ばさない。一日延びると、その分だけ実入りが減ると思わなければならない。それがヤクザのシノギだ」
といった教訓?や、教育面というところでは
「(生徒たちは)善悪の区別をおそわってこなかっただけなのかもしれない。(中略)子供たちの行いの悪さは、大人たちの振る舞いの反映でしかない」
などなど
とっても、お勧め -
指示されたことは絶対。直ぐに本気でやる。見習うところあるなー この世界、クセになりそう。
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任侠シリーズ第2弾。
もう少し、居て欲しかったかなっ♪
学校を去る場面にジーン。。