cc: カーボンコピー (中公文庫 こ 53-3)

著者 :
  • 中央公論新社
2.93
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感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (487ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122055858

感想・レビュー・書評

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  • ★4.7(2.84)2008年11月発行。様々な業界に取り組む著者だが、今回は広告業界。ナガサワ・アド・エージェンシーのアカウント・エグゼクティブである山里香純と極東生命の広報部に異動となった広崎研吾、それに香純の元夫でナガサワの社長である永澤一憲の3人が交互に独白。400頁にも及ぶ長編小説だが、長さを感じず、前半から中半にかけて話は面白いように展開。この著者の作品は、どれもここまでは一気に話が面白く進むのだが、後半突然話が別方向に展開。最後は、タイトルに合わせるような無理な筋書というのが、ちょっと残念。

  • コミュニケーション、夫婦であっても大切なこと。だって、所詮は他人だもん。ビジネス小説というよりも恋愛小説。

著者プロフィール

1951年生まれ。米国系投資銀行等で債券ディーラー、外国債券セールスを経て、1995年『小説ヘッジファンド』で作家に。2000年に発表した『日本国債』は日本の財政問題に警鐘を鳴らす作品としてベストセラーになり、多くの海外メディアからも注目される。2014年『天佑なり 高橋是清・百年前の日本国債』で第33回新田次郎文学賞を受賞。主な著書は『日銀券』『あきんど 絹屋半兵衛』『バイアウト 企業買収』『ランウェイ』『スケープゴート』『この日のために 池田勇人・東京五輪への軌跡』『大暴落 ガラ』『ナナフシ』『天稟(てんぴん)』のほか、『マネー・ハッキング』『Hello, CEO.』『あなたの余命教えます ビッグデータの罠』など、時代に先駆けてITの世界をテーマにした作品も多い。

「2022年 『人工知能』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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