鷗外「奈良五十首」を読む (中公文庫 ひ 33-1)

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  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (298ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122061859

作品紹介・あらすじ

大正五年、陸軍軍医総監の職を退いた鴎外は、一年半後、帝室博物館総長に任ぜられ、度々奈良に滞在する。在任中の歌で編まれた「奈良五十首」は、『明星』大正一一年一月号に一挙掲載されたもので、茂吉は「思想的抒情詩」と評し、石川淳はそこに鴎外晩年の「物理的精神的な軌跡」を見ようとした。総体としての五十首に込められた本当の含意とは。

感想・レビュー・書評

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  • 森鷗外が奈良県にいたとき(行くとき)に詠んだ五十首の紹介と解説がされた書

    私はあまりまじめではないないので、パラパラ読みながら気に入った首があれば書き写して…という感じで楽しみながら読み進められました。

    森鷗外の歌ははじめて読みました。知らなかった。。。


    気に入ったのはこの首

    戸あくれば朝日さすなり一とせを素絹の下に寝つる器に

  • ?外が晩年に編んだ「奈良五十首」は、ただ単に奈良にまつわる歌を集めたものではない。大正初期の日本に対し、?外はどのような感情を抱いていたのか。

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著者プロフィール

1931年京都府生まれ。立教大学文学部英米文学科卒業。同博士課程満期退学。現在、立教大学教授。著書に「鴎外『奈良五十首』の意味」「現代文学における古典の受容」など。*

「1994年 『大伴旅人逍遥』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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