文豪と酒 - 酒をめぐる珠玉の作品集 (中公文庫 な 52-4)

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  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122065758

作品紹介・あらすじ

漱石、荷風、安吾、太宰、潤一郎ら16人の作家と白秋、中也、朔太郎ら8人の詩人の作品を厳選。酒に託された憧憬や哀愁がときめく魅惑のアンソロジー。


収録作品屠蘇……夏目漱石「元日」どぶろく……幸田露伴「すきなこと」ビール……森鴎外「うたかたの記」食前酒……岡本かの子「異国食餌抄」ウィスキー……永井荷風「夜の車」ウィスキーソーダ……芥川龍之介「彼 第二」クラレット……堀辰雄「不器用な天使」紹興酒……谷崎潤一郎「秦准の夜」アブサン酒……吉行エイスケ「スポールティフな娼婦」花鬘酒……牧野信一「ファティアの花鬘」老酒……高見順「馬上侯」ジン……豊島與志雄「秦の出発」熱燗……梶井基次郎「冬の蝿」からみ酒……嘉村礒多「足相撲」冷酒……坂口安吾「居酒屋の聖人」禁酒……太宰治「禁酒の心」●諸酒詩歌抄上田敏「さかほがひ」与謝野鉄幹「紅売」吉井勇「酒ほがひ」北原白秋「薄荷酒」木下杢太郎「金粉酒」「該里酒」長田秀雄「南京街」高村光太郎「食後の酒」中原中也「夜空と酒場」萩原朔太郎「酒場にあつまる」」

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  • 食よりも縁遠いのが「お酒」

    「文豪と酒 酒をめぐる珠玉の作品集」長山靖生編|日刊ゲンダイDIGITAL
    https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/book/264388

    文豪と酒|文庫|中央公論新社
    https://www.chuko.co.jp/bunko/2018/04/206575.html

  • 酒に関する短編、随筆など。
    共通の「酒」によって、作家の個性と時代が見えてくる。

  • どぶろく 幸田露伴「すきなこと」
    風流をもって極好を凌がんとし、極好をもって風流を圧せんとするものは、馬糞を牡丹餅より甘しとなし、作り花を花よりよしとおもう人ならむ、馬糞風流阿呆極好ああすかぬこといの。

  • 漱石、鴎外、荷風、安吾、太宰、谷崎ら16人の作家と白秋、中也、朔太郎ら9人の詩人の作品を厳選。酒に託された憧憬や哀愁がときめく魅惑のアンソロジー。

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著者プロフィール

長山靖生(ながやま・やすお):1962年生まれ。評論家。鶴見大学歯学部卒業。歯学博士。開業医のかたわら、世相や風俗、サブカルチャーから歴史、思想に至るまで、幅広い著述活動を展開する。著書『日本SF精神史』(河出書房新社、日本SF大賞・星雲賞・日本推理作家協会賞)、『偽史冒険世界』(筑摩書房、大衆文学研究賞)、『帝国化する日本』(ちくま新書)、『日本回帰と文化人』(筑摩選書)、『萩尾望都がいる』(光文社新書)など多数。

「2024年 『SF少女マンガ全史 昭和黄金期を中心に』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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