北里柴三郎(下)-雷と呼ばれた男 新装版 (中公文庫 (や32-6))
- 中央公論新社 (2019年6月20日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
- / ISBN・EAN: 9784122067486
作品紹介・あらすじ
帰国した柴三郎は、福沢諭吉の支援を得て、伝染病研究所の設立を果たす。そこへ香港でペストが大流行との報が入り、現地へ。調査団からも感染者が出る過酷な状況下で、柴三郎はペスト菌を発見する。一方、東大閥との争いが激化。政治の思惑にも巻き込まれ、柴三郎は伝染病研究所を失うことになるが――。〈解説〉大村 智
〈目次〉
第三章 疾風の機
第四章 怒濤の秋
感想・レビュー・書評
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破傷風菌純粋培養,ペスト菌発見,血清療法確立等、多くの功績を残しつつも奢る事なく、志賀潔,野口英世等後進の育成,慶應義塾医学部創設等、医学界,公衆衛生に多大な貢献。こんな凄い人とは知らなんだ。過日お世話になった北里大学病院の組織体制には、北里研究所開所式時の北里氏挨拶「各科の障壁なく一科の進歩が他科の発達を促す。相互助け合い、人類の福利を増進できる」の精神が受け継がれているように感じた。ただ、カナ混じりの古い表現,本筋から逸れる/重複する説明等、著者の文構成が苦手で読了に時間がかかった。
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資料ID:98191544
請求記号:080||C||下
配置場所:工枚特集③
(※配置場所は、レビュー投稿時のものです。)
☆特集展示「おかねのはなし特集」☆
私たちの暮らしと切り離すことができない「お金」に関する図書を
さまざまな視点で集めました。 -
請求記号 913.6/Y 48
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柴三郎は香港での命懸けの調査により、ペスト菌を発見する。一方、東大閥との争いから、自らが設立した伝染病研究所を失うことに――。〈解説〉大村 智