北里柴三郎(下)-雷と呼ばれた男 新装版 (中公文庫 (や32-6))

著者 :
  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122067486

作品紹介・あらすじ

帰国した柴三郎は、福沢諭吉の支援を得て、伝染病研究所の設立を果たす。そこへ香港でペストが大流行との報が入り、現地へ。調査団からも感染者が出る過酷な状況下で、柴三郎はペスト菌を発見する。一方、東大閥との争いが激化。政治の思惑にも巻き込まれ、柴三郎は伝染病研究所を失うことになるが――。〈解説〉大村 智





〈目次〉


第三章 疾風の機


第四章 怒濤の秋

感想・レビュー・書評

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  • 摂南大学図書館OPACへ⇒
    https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB50155581

  • 破傷風菌純粋培養,ペスト菌発見,血清療法確立等、多くの功績を残しつつも奢る事なく、志賀潔,野口英世等後進の育成,慶應義塾医学部創設等、医学界,公衆衛生に多大な貢献。こんな凄い人とは知らなんだ。過日お世話になった北里大学病院の組織体制には、北里研究所開所式時の北里氏挨拶「各科の障壁なく一科の進歩が他科の発達を促す。相互助け合い、人類の福利を増進できる」の精神が受け継がれているように感じた。ただ、カナ混じりの古い表現,本筋から逸れる/重複する説明等、著者の文構成が苦手で読了に時間がかかった。

  • 資料ID:98191544
    請求記号:080||C||下
    配置場所:工枚特集③
    (※配置場所は、レビュー投稿時のものです。)

    ☆特集展示「おかねのはなし特集」☆
    私たちの暮らしと切り離すことができない「お金」に関する図書を
    さまざまな視点で集めました。

  • 請求記号 913.6/Y 48

  • 柴三郎は香港での命懸けの調査により、ペスト菌を発見する。一方、東大閥との争いから、自らが設立した伝染病研究所を失うことに――。〈解説〉大村 智

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著者プロフィール

山崎光夫
一九四七年福井市生まれ。早稲田大学卒業。放送作家、雑誌記者を経て小説家に。八五年『安楽処方箋』で小説現代新人賞を受賞。医学・薬学関係に造詣が深い。小説に『ジェンナーの遺言』『ヒポクラテスの暗号』『精神外科医』『風雲の人 小説・大隈重信青春譜』『小説曲直瀬道三 乱世を医やす人』など多数。ノンフィクションに『東京検死官』『逆転検死官』『戦国武将の養生訓』『薬で読み解く江戸の事件史』『胃弱・癇癪・夏目漱石 持病で読み解く文士の生涯』など。九八年『藪の中の家 芥川自死の謎を解く』で第十七回新田次郎文学賞を受賞。

「2023年 『鷗外青春診療録控 本郷の空』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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