人口論 (中公文庫 (マ5-2))

  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122067622

作品紹介・あらすじ

古くから人々の関心事であった、人口問題。マルサスは、本書で「人口は等比数列的に増加するが、食糧は等差数列的にしか増加しない」と説いて過剰人口に警鐘を鳴らし、後世にまで大きな影響を与えた。ケインズが「若々しい天才の作品」と評した、今日なお顧みるべき、人口問題論の原点。〈解説〉藤原辰史

感想・レビュー・書評

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  • 人口の増加はそれを支える食糧がなければ始まらない、か。
    そして平等な分配など当てにできない、と。
    それを盛り込んだ上での政策が必要。
    この人口の視点からみた比較優位の話、特に中国が『世界の工場』になっていくだろうことを論じているのが面白い。

  • 「人口の力=国力」なのか。人口増こそ富める国の証しとされた一八世紀ヨーロッパで、その負の側面に切り込んだ先駆的論考。〈解説〉藤原辰史

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著者プロフィール

トマス・ロバート・マルサス。一七六六年イギリス生まれ。古典派経済学者。ケンブリッジ大学ジーザス・カレッジを卒業後、同カレッジのフェローなどを経て牧師に。九八年に『人口論』初版を匿名で発表。第二版より著者名を明記し、以後、一八二六年の第六版まで改訂を重ねる。〇五年に東インド・カレッジの歴史学および経済学の教授に就任。他の著書に『経済学原理』『価値尺度論』『経済学における諸定義』など。一八三四年、没。

「2019年 『人口論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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