大阪弁おもしろ草子 (中公文庫 た 28-20)

著者 :
  • 中央公論新社
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (249ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122069077

作品紹介・あらすじ

「そこそこやな」「ぼつぼついこか」人生のキャリアを積んだ大人の口から発せられるからこそ、深い味わいがある大阪弁。大阪弁を通して、上方風俗、上方文化を考察する好エッセイ。〈解説〉國村隼

感想・レビュー・書評

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  • 生粋の大阪人やけど、知らん大阪弁が結構あった。
    だんだんと失われていってるんやなぁ。
    嘆かわしい。
    落語など古い大阪弁を聞くとおばあちゃんを思い出すから大好き。
    表現豊かな大阪弁をぜひとも残したいので、あえてどんどん使っていこうと思う。

  • 大阪弁を勉強できるかなと思って読んだけど、田辺さんのお祖父さん世代が使ってたようなものが中心に語られててかなりマニアックだった笑
    大阪弁ネイティブの人は読んでいて楽しいかもしれない。

    國村さんの解説がとても分かりやすかった。
    「大阪人は、機能としての言葉だけでは物足りない。やはりニュアンスだったり、自分の心情を相手にきっちり手渡すために、大阪弁が必要なのでしょう。」

  • 大阪樟蔭女子大学図書館OPACへのリンク
    https://library.osaka-shoin.ac.jp/opac/volume/327583

  • 「そこそこ」「ぼつぼつやな」。短い言葉の中にも多様な意味やニュアンスが込められている大阪弁を通して、大阪の魅力を語るエッセイ。〈解説〉國村 隼

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著者プロフィール

1928年3月27日生まれ、大阪府大阪市出身。樟蔭女子専門学校(現・大阪樟蔭女子大)卒業。1957年、雑誌の懸賞に佳作入選した『花狩』で、デビュー。64年『感傷旅行』で「芥川賞」を受賞。以後、『花衣ぬぐやまつわる……わが愛の杉田久女』『ひねくれ一茶』『道頓堀の雨に別れて以来なり 川柳作家・岸本水府とその時代』『新源氏物語』等が受賞作となる。95年「紫綬褒章」、2000年「文化功労者」、08年「文化勲章」を受章する。19年、総胆管結石による胆管炎のため死去。91歳没。

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