地下鉄のザジ-新版 (中公文庫 ク 1-2)

  • 中央公論新社
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (283ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784122071209

作品紹介・あらすじ

地下鉄に乗ることを楽しみにパリを訪れたお転婆少女ザジ。あいにくのストで念願かなわず、街へさまよい出たザジは奇妙な大人たちと一夜を過ごす。俗語満載の会話ときわどい笑い、そして斬新な実験的表現の数々に世界が度肝を抜かれたフランス前衛小説の名作。映画公開時の植草甚一による作品評、千野帽子による新版解説を付す。

感想・レビュー・書評

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  • 「映画公開時の植草甚一による作品評、千野帽子による新版解説を付す。」

    地下鉄のザジ レーモン・クノー(著/文) - 中央公論新社 | 版元ドットコム
    https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784122071209

    別カバー
    地下鉄のザジ Queneau, Raymond(著) - 中央公論社 | 版元ドットコム
    https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784122001367

    旧版
    地下鉄のザジ|文庫|中央公論新社
    https://www.chuko.co.jp/bunko/1974/10/200136.html

  • 中々ユニークな作品。ザジかわいい

  • 昔からそうなのだけど、こういう小説を面白いと言える人になりたいと願っています。そして、昔も今も、面白いと言えない私です。
    この小説の良さの分かる人になりたいと願うばかりです。

  • たまに状況が分かりにくい箇所があったけど、生き生きしていて今でも楽しく読める。

  • ◇パリにやって来た少女ザジが巻き起こす大騒動。久保昭博訳(水声社)もあり。

  • 繰り広げられる会話劇とドタバタ劇は、漱石の「猫」と昭和のギャグ漫画を合わせたような趣あり。ストーリーはほぼ無く、台詞回しや言葉遊びに決定的な魅力があるとするなら、原典の面白味は何割か減じているはずで、個人的に積極的な評価はし辛い。ラストの一言は、物語をパリ下町での2日間という、狭い空間と短い時間に凝縮したゆえに効果抜群。この演出だけでも手に取った価値はあったのかも。

  • 地下鉄に乗ることを楽しみにパリを訪れた少女ザジ。ストで念願かなわず、街で奇妙な二日間を過ごす。文学に新地平を拓いた前衛小説。〈新版解説〉千野帽子

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著者プロフィール

一九〇三年ル・アーヴル生まれ。パリ大学で哲学を学び、シュルレアリスム運動に参加。離脱後、三三年に「ヌーヴォ・ロマン」の先駆的作品となる処女作『はまむぎ』を刊行。五九年に『地下鉄のザジ』がベストセラーとなり、翌年、映画化され世界的に注目を集める。その後も六〇年に発足した潜在的文学工房「ウリポ」に参加するなど新たな文学表現の探究を続けた。その他の小説に『きびしい冬』『わが友ピエロ』『文体練習』『聖グラングラン祭』など、詩集に『百兆の詩篇』などがある。一九七六年没。

「2021年 『地下鉄のザジ 新版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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