- Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
- / ISBN・EAN: 9784122072688
感想・レビュー・書評
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この大シリーズが面白そうすぎて買っちゃったーあはは。
伊坂幸太郎はいつ読んでも面白くてうれしいねー!でもなぜか内容全然覚えてらんないんだよねー!だから何度でも楽しんで読めるんだよねー!
あらすじ読んで思い返してみたけど嫁姑戦争にウキウキしたことしか覚えてないわ。凄腕の人間たちの暗躍っていつみてもいいよね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
読了。どうしても合わない人って、実は……という話。2作品だけど、繋がってて面白かったです。私の苦手だったあの人も実はそうなのかも……螺旋プロジェクトの他の作品も読んでみたくなりました。
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業務に多忙で読書が疎かになっていました。そんなときにこそ、面白い小説を読み始めればいいのかもしれません。と、思い立って手にしたのが、伊坂幸太郎さんの『シーソーモンスター』でした。
こんな小説大好きです。私の好きな映画のジャンルに、「悪人が舐めてちょっかい出した相手が、実はすごいやつだった」という(なんとも長いタイトルのものですが)ものがあります。映画でいえば、「アジョシ」「ミスター・ノーバディ」「イコライザー」「ジョン・ウィック」「96時間」などなどがそのジャンルに入ります。
この小説もその仲間に入れて良いでしょう。
本書は、螺旋<らせん>プロジェクトという一連の連作の一つということが、冒頭に記載がありました。8名の作家があるルールに沿って作品を作るというものの一作とのことでした。そうであれば、他の作品も読みたくなります。
発売された順番に、書店で購入してみたいと考えています。
『死にがいを求めていきているの』浅井リョウ
『ウナノハテノガタ』大森兄弟
『蒼色の大地』薬丸岳
『天使も怪物も眠る夜』吉田篤弘
『もののふの国』天野純希
『コイコワレ』乾ルカ
『月人壮士』澤田瞳子
『スピンモンスター』伊坂幸太郎
また一つ人生の楽しみが増えました。 -
伊坂節が炸裂する中編が2作品。
昭和後期を舞台にした嫁姑問題。
近未来で巻き起こるクリミナルサスペンス。
どちらも深刻な状況にもかかわらず、ふと笑ってしまう瞬間がある。
こういうところが伊坂作品らしいなと思う。
虚構と現実のバランスが丁度良く、集中して一気に読めた。 -
坂本さんセレクトの5本目。
なぜなのか、ハズレが無い。
裏で相当な数の本を跨いで来たのだろうと思うと感服の極みである。
嫁、姑、婿とそれぞれの立場で語ってくれる読みやすさ。
歯切れがいいし、ページ捲る手が捗る。
テンポ良い展開が引き込まれる。
そう、人工知能に操られるように。
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スピンモンスター物語単体としても非常に面白かった。
進化には対立が伴うこと。
自身の記憶は都合が良く記録されていて事実を反映しているとは必ずしも言えないこと。
何より、人工知能が発達し過ぎた世界を想像できたわけだが、人間がコントロールできないことに恐怖をもつ一方で、私利私欲を持たず究極に論理的に下す決断がなぜ悪いのか、ここに真っ向から否定することはできない。ただ人間の意思決定には論理を超えた感情が多大なる影響を与えていて、そのファジーな領域が残る限り、多く間違えることもある一方、積み上げではない新しいものが生まれる。そんなクリエイティビティが残る限り人間の介在は意味があるんだと思う。 -
やはり安定して面白い。あっという間に読めてしまう。
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『クジラアタマの王様』以来約1年振りの伊坂作品。表題作と『スピンモンスター』の中編小説。
『シーソーモンスター』は、伊坂版『奥様は取り扱い注意』といった感じで、『スピンモンスター』は『ゴールデンスランバー』の近未来版という印象でした❗
個人的には、『シーソーモンスター』の方が面白く、その後の話しも読んでみたくなりました❗『スピンモンスター』は、文章の雰囲気がちょっと村上春樹さんに似ている気がしました。
2編とも伊坂さんらしい作品ですが、若干パワーが感じられない作品だったと思います。