源氏物語(下)―マンガ日本の古典 (5)

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  • 中央公論新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784124032833

感想・レビュー・書評

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  • 少年少女向けと思われる「マンガ日本の古典」シリーズで長谷川法世さんが全3巻で描いた『源氏物語』の最終巻。

    収録は『藤裏葉』から巻名のみの『雲隠』まで。
    つまり、世代が変わった後の「宇治十帖」は含まれていませんでした。

    かなり骨子のみのドライな人間描写だったので、源氏物語の楽しさは全く読み取れなかったよ(苦笑)
    ちょっとした注釈から新しく気がついたことはいくつかあったけれどね。

    エンターテイメントとしては、大和和紀さんの作品には全く及ばないと思います。
    登場人物に血が通っているように思えないんだもん!
    ※特にこの巻での夕霧くんは最悪。

    まぁ、各帖の頭に登場人物の関係図や内容のまとめがあるので、完全なる初心者でいやいや源氏物語を勉強のために必要とする人には使えなくもない…かな?

    ただ、まんが化は簡単ではなかったのであろう…ということを考慮して☆2つにしました。

    源氏物語自体は、紫の上が亡くなったのが8月の14日で、かぐや姫が月に帰ったのと同じ8月15日に火葬されて天に昇って行った等、知識に裏打ちされた奥ゆかしい描写がたくさんあるな…と思いました。

  • 名前がいちいちいかすなあ。花散里がお気に入り。

  • 怨霊はご本人なんだろうか。
    生霊となって跋扈する自分をあんなに恥じていらしたのに。

    それでも抑えきれぬ怨みの心か?

    女心は難しいもの。
    それを弄び翻弄される男心は…どこまで行っても自業自得。

  • 2005年1月23日

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著者プロフィール

長谷川法世

1945年、福岡県福岡市に生まれる。64年、福岡県立福岡高校卒業。72年に『痴連』を発表、本格的デビューを果たし、以後、青年誌を中心に活躍する。76年に連載を開始した代表作『博多っ子純情』と『がんがらがん』で、第26回小学館漫画賞を受賞。主な作品に『ぼくの西鉄ライオンズ』『博多新聞東京支社』『赤んぼ大変記』、小説『走らんか!』(NHK朝の連続テレビ小説原作)など。

「2020年 『源氏物語 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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