- Amazon.co.jp ・本 (470ページ)
- / ISBN・EAN: 9784124034059
感想・レビュー・書評
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2017.08―読了
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ギリシャ史とローマ史で別々の方が執筆を担当しておられるが、ほどよくまとまっており読みやすい。特に本村氏のほうは類書をそのまま濃縮したかのよう。
ローマはキリスト教という良性腫瘍があっとはいえ、老衰により力尽きた、というのが本村氏の見解。
ロムルスとレムスから始まったローマが、ロムスによって終わりを迎えるという皮肉。
皇帝は一人一人が個性的すぎて覚えきれないほど。現代の視点で道徳を考えても、仕方ないかもしれない。 -
マンションで読む。読みたいと思いながら、読まなかった本です。正直、僕にはレベルが高いかなと思いました。案外、読みやすい本でした。再読の価値ありです。
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ギリシャのスパルタはなぜペルソネソス戦争に勝ったのに没落していったのか。アテネとスパルタの現在はあまりにも対照的。ギリシャからローマにかけての長い歴史を鳥瞰する中で、文明の興亡を雄大な流れを痛感します。滅亡するカルタゴを見ながら過去のトロイの滅亡を思い出し、また将来のローマの滅亡を思って涙を流したという小スキピオの気持ちは2千数百年を経た今も全く同じです。ローマの堕落した文明に今の時代と共通するものを感じます。
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やや内容を雑に織り込んでしまっているかのような印象を受けた。