闘神達の祝宴 (C・NovelsFantasia か 1-13 デルフィニア戦記 13)
- 中央公論新社 (1997年7月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (246ページ)
- / ISBN・EAN: 9784125004822
感想・レビュー・書評
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公式の場に姿を現したリィ。
もちろん着飾って、神々しいまでの美しさを放ち、
尊厳に満ち、『きちんとした対応』をしている。やればできるじゃないか。
(ポーラに泣き落とされ、しぶしぶの態ではあるが)
これがウォルのためでなく、ポーラのためというところがリィのオトコマエなところだ。
国交復活の祝賀パーティなんて盛大にやってるコーラルでは、主だった登場人物が皆、一応のゴールインをし、なにやら彼の首都の空気はバラ色に染まってるが、その水面下では、両隣国と北の果てスケニアがキナ臭く。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
獅子の紋章を象った招待状が届けられ、使者が大陸全土からコーラルに赴く。豪華な式典の背後でタンガ・パラスト両大国は飽くことなき権力への執念に策動し、周辺諸国と大華三国のかかわりは微妙にかわり始める。ウォルとリィは毅然と顔を上げ、互いの手をとり大広間に踏み出した。偽りの宴が始まる…。
(感想)
国交回復記念式典にリィが居なくては参加しない、というポーラの意見から、周りも協力し、どうにか今回だけという約束でリィが参加。その姿たるや、当代一とよばれる歌姫・シャーリーもひきつる位の美しさ。やはり見せ場はリィの国交回復記念式典での立ち振る舞いです。その席でナシアスの妹・アランナは偶然にも、過去に助けたヴァンツァーと再会。しかし、それがきっかけでアランナはファロット一族に狙われる羽目に。シェラとリィの助けもあって無事、難をのがれるのですが。そしてこの巻では、ジルがアビーとの結婚を決め、ナシアスとレティーナの関係も一歩進み、シャーミアンはイヴンのところへ押しかけ女房になる、と現れ…。今巻の始めではバルロに双子の子供が出来ていますが、次巻ではいよいよ結婚するカップルが出るかな…? -
[江東区図書館]
デルフィニア戦記13巻。
読んだのは遠い昔。デルフィニアで知った作者、続けてスカーレット・ウィザードも読んだはず。図書館でふと田中芳樹(銀英伝)のシリーズが並べられているのを見たらその手のライトノベルが懐かしくなって、当時好きだった菊池秀幸と茅田砂胡を探してしまった。
好きと言いつつ記憶力のない自分に感謝。
大分ストーリーやラストの記憶が欠けていたスカーレットと違って、流石に何回も読み返したこちらのシリーズは割と細かいところまで覚えている、というか読んでもそうそう、と思い出せた。
★デルフィニア戦記(王女グリンダ)⇒スカーレット・ウィザード⇒暁の天使たち⇒クラッシュ・ブレイズ⇒天使たちの課外活動⇒トゥルークの海賊⇒海賊と女王の航宙記
★桐原家~、もものき~ -
デルフィニア戦記13
他国を招いての盛大な宴。
表向きの華やかさと、内に秘めたそれぞれの思惑。
心にもない言葉が飛び交う空間で、言葉巧みに立ち回る国王はさすが。
頭の良い男性は魅力的ですね。
国王の側近たちの恋愛事情もやっと進展が見えて、微笑ましくて仕方なかったです。 -
どのカップルも収まるべきところに収まりましたね。すっきり。
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この人の話は簡単な言葉で判りやすく書かれているわりに、話自体は奥行きが深くて面白い。
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何度読み返しても面白い、デルフィニア戦記。
この巻では、王妃になったグリンディエタ・ラーデンが初めて公の場に現れる。
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デルフィニア戦記第13巻。
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デルフィニア戦記第十三巻。ロザモンドが双子を出産、遂に両家の結婚式が華やかに執り行われる。それに合わせてコーラル城でも国交回復記念式典とやらを開催。すったもんだの末リィが正装で出席することに!裏ではファロット一族が集まって王妃暗殺の計画を練っていた。パラストとタンガの使者だけでなく、近隣諸国の要人まで参加の式典では、王妃がドレス姿で凄みを利かせ、国王は抜け目なく政治に励み、ジルは娘ほどの若いアビーに求婚。式典後もファロットがちょっかいを出す中、ナシアスとラティーナ、イヴンとシャーミアンの結婚が纏まりそうな、そうでもなさそうな…。やっぱり一筋縄ではいきそうもない様子。
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茅田砂胡さんのデルフィニア戦記シリーズ。
内容ももちろんながら出てくるキャラクターが魅力的過ぎる。
全18巻、外伝1巻と少し長いけれど。茅田砂胡の世界に入るにはまずはこれを。