伝説の終焉 (C・NovelsFantasia か 1-16 デルフィニア戦記 16)
- 中央公論新社 (1998年7月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
- / ISBN・EAN: 9784125005447
作品紹介・あらすじ
生きて戻れ-リィの言葉に送られてシェラは北を目指す。ついに、ヴァンツァーそしてファロット一族との死闘が演じられる時がきたのだ!一方、シェラと別行動中、騎士団員千人の命と交換に虜囚となり意識を無くした戦女神にレティシアは微笑みながら歩み寄る。研ぎあげた必殺の針を手に-。
感想・レビュー・書評
-
なるほど、「終焉する伝説」
ぴったりのサブタイトルだ。
さいしょは、
リィ(がある意味生きる伝説だって思ってたので)とお別れの巻!?と内心ドキドキしていた。
大丈夫、まだ彼女は健在です。敵国に囚われてるけど。
タンガの言い分も大概だけど、
ウォルの言い分もけっこうな詭弁じゃないか?と思うのは私だけだろうか?
他国がそれで納得するのか?
まぁ、内政干渉だと言えば、それだけなのだが。
守るべきものが多すぎるっていうのは、辛いね。
そしてとうとう真打登場!(かな?)
予定調和的に、ウォルを気に入るルゥ。
まぁ、リィが好きになった人のことだものね、たしか一心同体だって言ってたから、ルゥだって好きになるか。
しかし、どうやってこっちに来たのー?
なんでもっと早く来なかったのー?(来たらリィが帰っちゃうか。それはちょっと困るけど)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
生きて戻れーーリィの言葉に送られてシェラは北を目指す。ついに、ヴァンツァーそしてファロット一族との死闘が演じられる時がきたのだ! 一方、シェラと別行動中、騎士団員千人の命と交換に虜囚となり意識を無くした戦女神にレティシアは微笑みながら歩み寄る。研ぎあげた必殺の針を手にーー。
(1998年)
—- 目次 —-
1〜13
あとがき -
今度はシェラががんばるこの巻。あぁもうクライマックス過ぎてすでにさみしい…
-
[江東区図書館]
デルフィニア戦記16巻。
読んだのは遠い昔。デルフィニアで知った作者、続けてスカーレット・ウィザードも読んだはず。図書館でふと田中芳樹(銀英伝)のシリーズが並べられているのを見たらその手のライトノベルが懐かしくなって、当時好きだった菊池秀幸と茅田砂胡を探してしまった。
好きと言いつつ記憶力のない自分に感謝。
大分ストーリーやラストの記憶が欠けていたスカーレットと違って、流石に何回も読み返したこちらのシリーズは割と細かいところまで覚えている、というか読んでもそうそう、と思い出せた。
★デルフィニア戦記(王女グリンダ)⇒スカーレット・ウィザード⇒暁の天使たち⇒クラッシュ・ブレイズ⇒天使たちの課外活動⇒トゥルークの海賊⇒海賊と女王の航宙記
★桐原家~、もものき~ -
デルフィニア戦記の十六冊目。
いよいよ向こうの世界からルウがやってきて、リィと再会するまでその容姿故に次々と問題が起こります。
さらに遠くタンガでは駆け付けた王妃が捕らわれの身になり、シェラはヴァンツァーと対決。
ページが進んでもリィはタンガの策略(レティシアの暗躍)によりまだまだ動けず、シェラはファロット一族といよいよ最終対決。
国王はリィ救出のためにとんでもない策略で敵地に向かい、そのしりぬぐいはやっぱり従弟のバルロが担うことに。
丸々一冊これでもかと衝撃の展開になっておりました。
いよいよクライマックスなんだなと思わせる内容でした。
ネタバレせずに書くのが難しい…。 -
ウォルとリィの物語の終わりが近づき、急展開の巻。リィが待ち焦がれた相棒がついにリィを迎えにデルフィニアにやってきたのに、肝心のリィは策略にかかりタンガにとらわれる。そんなこととは知らないシエラはヴァンツァーを倒し、初めて自分の意志で行動する。ファロット一族を倒すために。それがリィを救うことになると信じて。シエラが健気だけど、この巻はヴァンツァーが哀しい。殺されることでようやく自分を解放できたのだろう。
-
デルフィニア戦記16
初めて自分の意思で動いたシェラ。
リィを求めてコーラルへ辿り着いたルウ。
そしてウォルもまた、大切なものを守るために動き出す。
ついに役者が揃ったという感じ。
想像していたルウはあまり好きではなかったんですが、いざ現れるとリィに似ていて憎めない。
シェラのストーリーには胸が熱くなるものがありました。 -
ルゥがウォルに出会う。ここまで来れたらあともう少し!リィを助けに行く自由戦士ウォルもいいけど、王様バルロもかっこいいなー!バルロとナシアスの挿絵がたまりません。伝説の終焉が思いの外あっけなかった。シェラ、がんばったね。