スカーレット・ウィザード 2 (C・NovelsFantasia か 1-21)
- 中央公論新社 (1999年11月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
- / ISBN・EAN: 9784125006277
作品紹介・あらすじ
一匹狼のこの俺が、あろうことか巨大財閥の副総帥におさまった。総帥のジャスミンと結婚したからだ。おまけにこの女王には物騒な敵がいて、街中でコマンド部隊に襲われるは、探査宇宙船は消失するは。当分、退屈だけはしそうにないがこんどはニンシン?だと!?海賊なんだぞ、これでも俺は…。どうにも異色な宇宙恋愛物語。
感想・レビュー・書評
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二巻目からは並みいる財閥の幹部たちを攻略していく。
友人ジンジャーが現れて早速ケリーの品定めをし、何とか納得したところでジャスミンの妊娠発覚。
それなのにクーアの船が重役を乗せたまま行方不明。これすらも裏で幹部の差し金とあっては、救助するために無茶をするジャスミンと心配するケリー。二人協力していれば、最高のコンビ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
おお、盛り上がってきたカンジするわ。ケリーとジャスミンのむちゃくちゃっぷりがよくわかる楽しい巻だった。かなりまっすぐにズレてるジャスミンが憎めないキャラクター。
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[江東区図書館]
スカーレット・ウィザード2巻。
読んだのは遠い昔。デルフィニアに次いで知って?出版当時に読み漁っていたはず。
図書館でふと田中芳樹(銀英伝)のシリーズが並べられているのを見たらその手のライトノベルが懐かしくなって、当時好きだった菊池秀幸と茅田砂胡を探してしまった。
好きと言いつつ記憶力のない自分に感謝。
読み始めてすぐ主人公同士のコンセプトや掛け合い漫才のような二人のやりとりは懐かしく思い出されたものの、読んだところまでに相槌を打つ感じのいい思い出し加減で、ストーリー自体は最後まで思い出すことなく楽しく読めた。
早々に子供が出来たのは面白いけれどその妊娠さなかに無茶をするジャスミン。最後は大丈夫、の展開を信じていてもハラハラし通しになってしまう。
★デルフィニア戦記(王女グリンダ)⇒スカーレット・ウィザード⇒暁の天使たち⇒クラッシュ・ブレイズ⇒天使たちの課外活動⇒トゥルークの海賊⇒海賊と女王の航宙記
★桐原家~、もものき~ -
一応SFなので、この広大な共和宇宙を短時間で行き来できるための仕掛け〈門(ゲート)〉と〈駅(ステーション)〉の仕組みを説明しながら、物語は進む。
人工物ではなく、非常に不安定な場所である空間のショートカット入口である〈門〉の向こうで、クーアキングダムの宇宙船が姿を消した。
観応頭脳が制御する宇宙船は危険を察知して〈門〉の向こうへ跳ぶことを拒否する中、ジャスミンは自分の操縦で一人〈門〉の向こうに飛ぶのだった。
遭難した宇宙船を発見したものの、心身ともに激しいストレスにさらされたジャスミンは、小惑星が密集する地帯で意識を失う。
ジャスミンを救出に向かうケリー。
一応恋愛物語だからね。
7人の取締役のうち一人は、ジャスミンを亡き者にしてでもクーアキングダムの独裁者になりたいと思っている。
一応ミステリなのでその人物を炙りださなければならないが、そちらについてはまだ手付かず。
まだ、人物紹介の状態は続く。
ただ、妊娠中はやはり無理をしてはいけないと思うのだ。
責任者としての立場もあるし、自分を恃むという性分だというのもわかる。
でも、幼いころから病弱であったのなら、たとえ今超絶頑健だとしても、健康であることのありがたみを忘れることはないと思うんだけど。
無理をして、健康を損なうことの無念は、ジャスミンが一番知っているはずじゃないのかな。 -
201803 船行方不明 妊娠
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20160712 読了
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人命救助のために単独突進したジャスミンをケリーが得意分野の知識と腕で助ける回。破天荒な夫婦漫才に笑いつつ、無茶な技が次々決まっていく様に爽快感。ケリーも素敵だけどヒロインの枠に収まらないバリバリ筋肉戦闘系のジャスミンが今回もイケメンすぎて惚れる。ケリーへの態度がどこまで天然&本気で、どこまで偽装なのか分からないのがまたたまらない。貞操観念とか色々おかしいけどカッコイイと思わせるのだからすごい。
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2巻。この表紙を見るととてもヒロインとは思えない。
なんで彼女がそこまでしなくてはイカンのかなあってのは思いますが。