トゥルークの海賊1 (C・NovelsFantasia か 1-60)

著者 :
  • 中央公論新社
3.70
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  • (1)
本棚登録 : 618
感想 : 89
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  • Amazon.co.jp ・本 (217ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784125012087

作品紹介・あらすじ

一世に呼ばれて赴いた先には、ものすごくド派手で威厳と風格と静寂を纏ったトゥルークの僧侶がいた。実は連邦の上層部でとある大事件が進行しており、惑星トゥルークが深くかかわっているらしい。それでケリー・ジャスミン夫婦と僧侶(とその一行)とのご対面となったわけだ。結局その問題の地へ乗り込むことになった怪獣夫婦だが、トゥルークは、かの「常識外」夫婦すらも仰天する変わったところだった-『天使たちの課外活動』とリンクしつつも「大人」が主役?の新作登場。

感想・レビュー・書評

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  • 20220304
    3.5評価で四捨五入☆4つ

    長い長い間、本棚で寝ていたシリーズ本。
    茶番ともいえる世の喧噪やら戦やらを脇に置いて
    やっと頼もしすぎる怪獣夫妻に会いに行けました。
    あ、課外授業シリーズの方も数冊、溜まってる…

  • 海賊のタイトルだけど
    僧侶のお話
    今までいたキャラクタを
    絡めて
    僧階を作って
    僧侶になるんですね。
    海賊の物語はもう少し先になるようです。
    どの順番に読もうかなぁと思いながら
    数字順ではなく
    刊行順なのかね。

  • 女王と海賊、そのうえダイアナまでタジタジなトゥルークのまき

  • [2021年4月現在、近隣三区全てにあり。]

    トゥルークの海賊初巻。
    『天使たちの課外活動』と並行する時間上の話だが、『スカーレット・ウィザード』の登場人物が主で、全4巻。

    天使たちの課外活動を読んでいて、どうもこれはトゥルークを先に読むべきか!?!?という感じになってきたので、シリーズ途中だったけれど割り込む形でこちらを読んでみた。

    そしたら、ドンピシャ!
    やはりこれは割り込んで読んで正解だった。シリーズこそ違えど、筆者のなかでは一つの世界として続いている話で、まさに「天使の課外活動」の1~4の頃と同じ時間軸。この1巻は殆んどトゥルーク自体の話となっていて、ケリーとジャスミンがライジャの両親と会ったところから話は始まる。ただ、この会合がなぜ生じたのか、話の端々から分かる、それまでの出会い(結局は直前の話だったんだけれど!)については詳細が分からず、少しイライラ。途中僧侶の階層についての会話などがあるけれど、覚えの悪い私には、いっそ冒頭に全部書いておいて!!!という感じで、行きつもどりつ、話の進みを遅く感じてしまって、いつもなら楽しく読み進める言い回しや人物たちの思い違いなどを多少もどかしく思いながら読み進めた。振り返ってみれば、後書きで筆者が言っているように"海賊"が出て来たのはぎりぎり巻の最後。さて、どういう事情なのかな。

    ★デルフィニア戦記(王女グリンダ)⇒スカーレット・ウィザード⇒暁の天使たち⇒クラッシュ・ブレイズ⇒天使たちの課外活動⇒トゥルークの海賊⇒海賊と女王の航宙記

    ★桐原家~、もものき~

  • トゥルークの海賊
    200507読了。
    今年38冊目今月2冊目。
    #読了
    #トゥルークの海賊
    #茅田砂胡

    怪獣夫婦新シリーズ。
    タイトルの海賊って誰よ、と思っていたら最後に出てきた。
    トゥルークの僧侶の話がメイン。

    面白いんだけど、この人ばっか読んでるな。
    他の人読みたいんだけど、スイッチがなかなか入らない。
    多忙のせい?

    読書量も質も上げていきたい。

  •  課外授業の金銀黒天使の傍らで女王と海賊は、トゥルークに向かっている……という話でした。

     今回は「トゥルークの海賊」というタイトルですが、このタイトルの「海賊」はケリーのことではなくて、別の海賊。
     最後の最後で、何とか無事に海賊との遭遇を果たして、無事にタイトル通りで一安心……
     でも、海賊さんたちが盛大に地雷を踏みぬいたところで終わったので、全然、安心できないような気もしますが、こういうのはこれから先のスパイスにしかならないと思うので、楽しみにしています。

     とはいえ、順番が逆になってしまいましたが……

     話のあらすじとしては。
     トゥルークでしか取れない植物で作られたと思われる「薬」が出回り始めていた。
     薬が出回っている場所は特権階級のみであり、それを大っぴらにするわけにはいかない。
     そこで、ケリーとジャスミンに白羽の矢が立ち、ことの真相を調べることになる。
     その途中で立ち寄る羽目になった“惑星トゥルーク”では、現在の状況では考えられないことが次々と起こる……という話でした。

     天使たちで出ていたキャラクターを有効利用&新キャラ続々で、何がなんやら……という形になりますが、登場人物さえ把握できれば、十二分に楽しめると思います。

     ただ、これだけ読んでもまったく設定とか、登場人物の多さとか、設定のめちゃくちゃさについていけないと思うので、頑張って調べて事前学習をするか、「デルフィニア戦記」から続く、長いシリーズを読了して、ここまでたどり着くのか……どちらかをオススメしておきます。

  • 201806

  • とても久しぶりに読んだので、色々思い出すのが大変だった。
    2017/2/24

  • 続き物と言うので楽しみ。

    色々錯綜するが、事件解決の着地点が
    いつもきれいに決まって爽快なので。

    この夫婦が登場するとSFらしくて好き。

  • なんでもこい、問答無用な感じが読んで爽快。

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著者プロフィール

茅田砂胡
5月3日生まれ。牡牛座。デルフィニア戦記シリーズで小説デビューをはたす。
著書に「デルフィニア戦記」「スカーレット・ウィザード」「桐原家の人々」「王女グリンダ」「暁の天使たち」「クラッシュ・ブレイズ」「祝もものき事務所」「天使たちの課外活動」「トゥルークの海賊」「海賊と女王の航宙記」シリーズ(以上、中央公論新社刊)、「レディ・ガンナー」シリーズ(角川文庫)がある。

「2023年 『天使たちの課外活動10』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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