- Amazon.co.jp ・本 (245ページ)
- / ISBN・EAN: 9784130033237
作品紹介・あらすじ
読むことのすすめ。ホメロスから舞城王太郎まで、三七〇冊の饗宴。
感想・レビュー・書評
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読みたい本が見つかればと思いページをめくる。
教養と銘打ってるだけあって、古典とされる著作で埋まっている。
言い換えると高校の国語便覧や高校の資料集に出てくる本ばかりだ。
教養というと今も昔も学校教育の場で扱われるものに変わりはないということだろう。
私はといえばほとんど知っていたし、高校時代から集めてきた本と重なったので、得るものはなかった。
だけど、教養とはなに?という問いに本という形で具体的な答えを与えてくれるので、ビジネス界の教養ブームに乗ってる方は、たしかに当たり前なものばかりかもしれないけれど、手に取る価値はあると思います。
すべては、本を読むことからはじまる。 -
執筆者は、1990年代のベストセラー『知の技法』シリーズ(東大出版会)の小林康夫(現代哲学)はじめ、佐藤勝彦(宇宙物理学)、野矢茂樹(哲学)、蓮實重彦(フランス文学、元東大総長)、長谷川寿一(行動生態学)、山内昌之(中東・イスラム地域研究)などの各分野の一線で活躍する東大教授陣27人。
近年、“リベラルアーツ”が改めて注目され、「リベラルアーツ」、「教養」を冠したブックガイドが多数出版されているが、2005年出版の本書はその先駆けとも言え、また、科学、歴史、哲学、文学ほか幅広い分野をカバーしていることに加えて、単なるブックガイド(リスト)ではなく、「教養」、「読書」を軸にした対談やコラムを含んだものとなっており、充実した内容になっている。
この中で執筆陣は、「教養」について以下のように語っている。
浅島誠(発生生物学)~「それによって自分が今まで知らなかったことを知り、精神的に豊かになる、そういう素地を養うというか、それを自分自身のなかで咀嚼して育て広げていくことだろうと思っています。」
佐藤勝彦~「やっぱり人生を豊かにする知識という感じがしますね。基本は自分を知ること、人間を知ること。」
木畑洋一(イギリス現代史)~「自分の場所をどこに見出すかという、その手がかりが教養だと思うんですね。生きている一人の人間としてこの社会、世界、宇宙のなかに、また歴史という時間的な流れのなかにあるわけだけれども、そのなかでの自分自身の在りかを定めるということ。」
山本泰(現代社会論)~「あなたがよく生きようとすること」
挙げられている作品は、ギリシャ・ローマや諸子百家の古典、ゲーテやドストエフスキー、福沢諭吉や夏目漱石から、スティーブン・ホーキング、リチャード・ドーキンス、E.H.カー、ジョージ・オーウェル、石原吉郎、志村ふくみ、レイチェル・カーソン、神谷美恵子、レイ・ブラッドベリまで、幅広い古今東西のスタンダード数百冊。
私は、ついついソフトで読みやすい本の読書に流れがちなのであるが、たまに本書を開いては刺激を受け、自らの読書のスタンスを見直すのである。。。 -
2023.12.23 『ファスト教養』で引用されている。
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女子栄養大学図書館OPAC▼ https://opac.eiyo.ac.jp/detail?bbid=0001010191
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【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/36395 -
とても良い本だった。読みたい本を色々見つけることができた。教養とは何かという思考に関しても色々深まった。
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教養を養うためのブックガイド。教養とは何か?存在するとは?文化の厚み、古典、自然科学、などなど。ここに記載されている本は全て読んでみたいと思うが、難しいのだろう。
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「なるようにしかならない人生」から「よりよく生きようという気持ちを持つ人生」にするために読書をするということ。
こんばんは。
いいね!有難うございます。
きょうは、いい天気でしたよ。
やま
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