文化の翻訳

著者 :
  • 東京大学出版会
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  • Amazon.co.jp ・本 (204ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784130033534

作品紹介・あらすじ

「人類学者の任務は,“他者”を理解し,他者の文化を自己の文化に翻訳することである」というモチーフに貫かれ,「異文化」「異民族」「他者」の理解はいかにして可能かを問い,人類学ひいては科学−学問のトータルな内省に立ち向かう.【書物復権:初版1978年】

感想・レビュー・書評

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  • 著者が30代後半にあった1970年代末の論考を集めたもの。異文化の現場に立ち会い、その意味を「理解」し、解釈していく者の姿勢が問われる。その切り口は30余年を経た今日でも十分に有効。読みにくい文体では決してないが、一つ一つの文章は息が長く、かつまたニュアンスに富むため、じっくり読みほどく必要があろう。

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著者プロフィール

1938年東京都生まれ。文化人類学者。東京大学大学院修了、大阪大学で博士号取得。東南アジアをはじめ各地でフィールドワークに従事。元文化庁長官、大阪大学名誉教授、前国立新美術館館長。主な著書に、『儀礼の象徴性』(1985年、岩波書店、サントリー学芸賞)、『「日本文化論」の変容』((1999年、中央公論新社、吉野作造賞)などがある。

「2023年 『佐藤太清 水の心象』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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