- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784130420723
作品紹介・あらすじ
心理療法や、教育実践の効果研究など、いま医学領域以外でも必須の研究方法となった研究法の本格的で、実践的な入門書。
感想・レビュー・書評
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2階心理学 : 140.7/YAM : https://opac.lib.kagawa-u.ac.jp/opac/search?barcode=3410166217
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役立つか役立たないかよくわからず
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わかりやすい。メタアナリシスをちゃんと学ぼうと思う人のための入門書として。
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メタ分析とは,同一のテーマについて行われた複数の研究の結果を統計的な方法を用いて統合することです。統計的なレビューと言うことができます(系統的なレビューと呼ばれることもあります)。本書はそれに関する入門書です。
どの研究領域でも,先行研究のレビューは必要でしょう。その際,まとめる対象が量的データを用いた研究であれば,統計的手法を用いることで,論文を何本も読んでまとめるという,いわゆる「レビュー」が持つ問題点を克服した質の高いレビューを行うことができます(データを用いない理論研究や質的データを用いた事例研究は残念ながら対象にできません)。
本書では,クーパーの7段階モデルという一般的なメタ分析の手順を紹介していきます。文献を探す前の問題設定のところから,結果を公表する際に注意すべきところまで事細かに書かれています。数式やグラフが出てくる箇所もありますが,比較的平易な言葉遣いで書かれており分かりやすいのも本書の特徴の一つだと思います。
(ラーニング・アドバイザー/心理 KANAI)
▼筑波大学附属図書館の所蔵情報はこちら
https://www.tulips.tsukuba.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=1461970&lang=ja&charset=utf8 -
三葛館一般 140.7||YA
「メタ分析」とは、臨床医学研究ではよく耳にする「メタ・アナリシス」と同意ですが、本書は心理・教育分野などの人文社会科学領域における入門書となっています。「メタ分析」の基本から実施方法まで、丁寧に解説されています。対象としているのは文科系の読者ということですので、看護学の研究者にとっては、実例も身近でわかりやすいのではないでしょうか。
目次(東京大学出版会のサイトより転載)----------------
1章 メタ分析入門(山田剛史)
2章 問題の定式化(井上俊哉)
3章 文献の探索(孫媛)
4章 収集した研究のコーディング(井上俊哉)
5章 効果量(山田剛史)
6章 統計的分析(山田剛史)
7章 結果の解釈と公表(井上俊哉)
8章 一事例実験のメタ分析(小笠原 恵・高橋智子)
9章 メタ分析の実例紹介
附録 A さらに学びたい人のための参考図書・雑誌
B 効果量の計算
C Excelを使った効果量計算・統計的分析
D Rのパッケージmetaforによるメタ分析の例示
E 用語解説
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和医大OPAC → http://opac.wakayama-med.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=64947