死をふくむ風景: 私のアニミズム (NHKブックス 890)

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  • Amazon.co.jp ・本 (219ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784140018903

作品紹介・あらすじ

古代よりアジアにあまねく広がる一元の世界、アニミズム。森羅万象のあらゆる存在に魂を感じ、人間と自然との境界がうすれ、とけあった瞬間に、時空を超えて、そこに"カミ"が現れる。半世紀にわたり東南アジア各地でフィールドワークを続け、民族の"こころ"を追い求めた文化人類学者が、アジアの森の中から、日常の風景の中から、「同時の世界」「無限の世界」「遊び論」等、積年のアニミズム研究の精髄を抽出し、人間にとって根源的な宗教感覚を現代に甦らせる。私たち一人ひとりの死生観を揺さぶる、アニミズムの深遠とは何か。

著者プロフィール

岩田 慶治 (いわた けいじ)
1922年、神奈川県横浜に生まれる。
京都大学文学部史学科卒業。同大学大学院文学研究科修了。
タイ、ラオス、カンボジア、マレーシア、インドネシア、フィリピン、
スリランカの各地域で調査・研究に従事。大阪市立大学教授、東京工業大学教授、
国立民族学博物館教授、大谷大学教授を経て、
国立民族学博物館名誉教授・東京工業大学名誉教授。
著書『日本文化のふるさと—東南アジアの稲作民族をたずねて』(角川書店)
『草木虫魚の人類学—アニミズムの世界』(淡交社)
『コスモスの思想—自然・アニミズム・密教空間』(NHKブックス)
『人間・遊び・自然』(NHKブックス)
『カミの人類学—不思議の場所をめぐって』(講談社)
『道元の見た宇宙』(青土社)
『岩田慶治著作集』(全8巻 講談社)
『木が人になり、人が木になる。—アニミズムと今日』(人文書館)[第16回南方熊楠賞受賞]
『森林・草原・砂漠—森羅万象とともに』(人文書館)など

「2006年 『森林・草原・砂漠 森羅万象とともに』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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