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- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784140019818
作品紹介・あらすじ
「南島農耕文化」という文化クラスターが南西諸島に古くから存在し、南島の生活文化の伝統を長く支えてきた。「農耕」は古い時代に、南から北へ伝播したものである。本書は、南島農耕論を構築する上で基礎となったバタン島、台湾山地先住民、そして沖縄諸島のフィールドワークの記録である。日本文化の基層にある「北からの文化」と同様に「南からの文化」の伝統を提示し、単一・同質と捉えられてきた日本文化の豊かな多様性・多文化性を指摘する。
感想・レビュー・書評
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[評価]
★★★★☆ 星4つ
[感想]
下巻は主に東南アジアの農業のフィールドワークの調査結果をまとめた内容になっている。
主にバタン島、台湾のアワやイモが中心の農業は日本の農業とは全く異なり、大変に興味深い内容だった。
特に生産量の多いサツマイモよりも生産量の少ないアワの方が重要視されていることが、これらの地域の農業の歴史が反映されているというのは、なるほどと感心した。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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