- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784140054154
作品紹介・あらすじ
ぼくは、これまでふつうの人生を送ってきた。大学に通ったり、アルバイトをしたり、何不自由のない生活。ところが、とつぜん恐ろしいことに気がついた。生まれてから25年という時の流れに追いつけない。将来の展望が見えてこない。生きる意欲も失ってしまった。その日から、あらゆるつながりをシャットアウトし、期間限定2か月のアパート暮らしがはじまった。ぼくと外の世界をつなぐものは、ボール、ハンマー&ペグ、5歳の男の子、遠くにいるたったひとりの友人、そして、一冊の本だけ。北欧から発信されたベストセラー小説が、ヨーロッパ中で若者たちの絶大な支持を得た。新ジャンル"ナイーヴ文学"誕生。
感想・レビュー・書評
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主人公の青年は、25歳になった日の夕方に、突如ナーバス・ブレイクダウンに襲われる…小説の中でくりかえし彼の思考を可視化するためにリストが用いられ、読者であるわたしも考えることとは何かを否応なく考えてしまいます。と同時に、「彼女が子どものころに夢中になったもの」のリストを紙ナプキンに書いてもらったり、「その日街で見かけたもの」がユーモアにあふれていたりと、主人公をかわいいと思う要素がちりばめられていて、ノルウエー生まれの作家の描く世界観に引き込まれっぱなしでした。
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病気なのかと思ったら
結構いい奴で
リストが中々いいですねえ -
金銭にも時間にも余裕のある青年の悩み。セミ隔離状態と恋愛の始まりと旅にて解決をみるものかは。
最後上向きになってゆくのを読むのはホッと安心できることではあるけど、んーん、何だかな な気もする。
英訳を和訳したと知り、ガッカリした。 -
わりと好きな小説です
読みやすいです