いつでもどこでもネコ町物語ナーゴコレクションボックス(3冊セ

著者 : モーリーあざみ野

• NHK出版 (2006年12月1日発売)

感想・レビュー・書評

[無夜さんの感想 · 2011年5月29日]

　図書館から借りました

　イラスト集。
　架空の町ナーゴ。かつてネコを愛した領主様が持ち込んだネコが繁殖して、住人の数と同じぐらいのネコが住む島、という設定。住人たちはネコをこよなく愛する。
　この本は絵本。ネコの絵と説明が書いてあるだけ。
　……仔猫の柔らかそうな動きとか、すっごい絶品な本です。
　とくに「ちいさな～」は仔猫特集。
　漫画チック、アニメチックな絵ではないのが、ポイント。
　悪戯したり（ご主人の大好きなテディベアを遊んでぼろぼろにした挙句に、水の中に落すことを娯楽にしているネコとか。鞄によじ登って爪で傷だらけにする仔猫とか）、良い子ではないけれど、愛らしい。
　溜息をつきながら。
「うちの子もこんな小さいじきがあったのにね」
　とか思う本。
　心の清涼剤。