- Amazon.co.jp ・本 (49ページ)
- / ISBN・EAN: 9784140361207
作品紹介・あらすじ
なにをやってもうまくできない不器用な一羽のとり。そのとりは、当時、無力感を抱いていた作家自身でした。作品を手にしたイタリア人編集者が、ページを閉じた瞬間に出版を決めたという感動作。生きるとは何か、幸せとは何かを考えさせられる結末に、心が震えます。絵本作家・刀根里衣の原点であるイタリアデビュー作。
感想・レビュー・書評
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5羽のきょうだいがみんなできるのに、頑張っても、道具とか工夫しても、どうしてもうまくできない「とり」。「みにくいアヒルの子」のような悲しみと無力感が、切ないです。可愛い無表情に近い絵ですが、「とり」の気持ちが滲み出ています。
置き去りにされて、「なんにも上手にできない」ことを逆にとらえると、ただそこにいることが「できる」ということが分かりましたね。
「ただそこにいる」、そのことって、意外と誰かの役に立つ可能性があるものなのですね。生きる意味とか価値もそこにあるのでしょう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
最後のラストがなんと言っていいのか分からない気持ちになってしまった。
子ども達もちょっと困惑気味で。 -
何もできない不器用なとり。
努力をするも実を結ばず…
そんな不器用さんでも、人の役に立てること、輝ける場所はあるんだよ!と。
切なくもほっこりとやさしい絵と文体ながら、力強いメッセージを感じました。 -
「ぴっぽのたび」の作者である刀根里衣さんの作品です。
何をやっても上手くいかない不器用なとり…実はこれは自分のことだったそうです。でも何も出来なくても必ず誰かの役に立てるはず〜とひたむきに頑張る姿が、とてもけなげで心をふるわせます。
この本を手にしたイタリア人編集者がページを閉じたとたんに出版を決めたという感動作です。
優しいタッチの絵が後半にとても力強く感じたのは私だけでしょうか?
生きるとは何か、幸せとは何かをもう一度考えさせてくれる本です!
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#刀根里衣
#ぴっぽのたび#絵本K
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兄弟の中で1羽だけ不器用な小鳥。
ちょっと工夫をしたらできるようになるかな?何にもしなくてもできることあるかな?