- Amazon.co.jp ・本 (213ページ)
- / ISBN・EAN: 9784140803462
感想・レビュー・書評
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なんか、「ハロー」と似てる。
天使があんまり天使っぽくないのよね。
哲学書、ではないんでしょうね。別の考え方をしてみよう、という意図は伝わるしそこは面白いと思った。
個人的にはもっとファンタジー!とか、別の世界に連れて行ってくれる、というのが良かったなあ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
私が一番弱いのが、小さい子供の死なのです。キリスト教の世界観がベースなので感覚的にしっくり来ない部分もあるのですが。悲しいだけじゃなく、生きているってなんて奇跡。子供の頃、不思議でたまらなかった生と死についての疑問。でも誰も答えてくれなくていつの間にか忘れていたことをまた考えるきっかけになると思います。
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重い病気で寝たきりの少女・セシリエの前に、ちっちゃな天使アリエルが現れた。
生きることも死ぬこともない世界にいるアリエルと、
やがて消えゆく肉体を持って生まれたセシリエ。
生と死について、心と体について、純真な少女と天使の会話は、
まるで宇宙の広がりのように深まっていく。
学校の図書館にあって読みました。
正直、これはちょっと難しかった(´Д`;)
結局一回しか読めてナイんで、出来ればもう一回ゆっくり読みたい作品です。
考えれば考える程、頭の中がこんがらがった(笑) -
いつものように、哲学を織り交ぜた物語です。
病気でずっとベッドの中にいる少女と、突然姿を現した天使の会話でお話は進んでいきます。
でも、ずっと対話で人間とは何か、生とは何か、と語っているだけのような感じがするので、カード・ミステリーとかの方がストーリーとして楽しめたかな、と思います。
あまり直視したくない現実について、突き詰めているから面白く感じられない、とも言えますが(^-^; -
分かりやすい哲学の本として有名になった「ソフィの世界」の作者であるヨースタイン・ゴルデル著です。先に読んだ「哲学の問題練習」で西研がヨースタイン・ゴルデルと対談しているのが載っていて、この本の話が多かったので、興味を持ち読んでみました。死を前にした病弱なセシリエが、天使のアリエルに、人間の持つ、5感、6感を教えとく…その言葉が深くて、読者に人間の存在価値や、生きる意味や、死を考えさせられる…って感じです。哲学に近いですね。うーん、でも、やはり、もうひとひねり欲しいような。なにか足りない。でも、それが、自分で考えろってことかな?と思うとよく出来ています。おごそかな気持ちになれた一冊でした。
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重病の子が天使と宇宙・命について話し合う〜大手術を終え自宅療養に切り替えたノルウェイーの少女・セシリアの許に天使・アリエルが出現し,会話を始める。少女は天のこと,神のことは理解できないが,天使は人間のことが解らない。少女の達した結論は「わたしたちは,鏡に映ったぼんやりとしたものを見ているだけだ。鏡をのぞきこんで,むこう側にあるものをほんのすこし,見つけることもある。でも,鏡に裏にぬってあるものをすっかりはがして,すきとおるガラスにしてしまったら,もっとよくに見えるようになるだろう。ただ,わたしたちの姿は見えなくなる・・・・」「絵を描きたいと思っても,わたしが描いた絵は命をおびるものだと知っていたら,わたしは一本の線も描かないだろう。きれいな色鉛筆の中から自分では色を選べないなにかに命を与えるなんて,わたしにはとうていできない・・・・」「創造物の世界と天の国は,あまりにも大きな神秘なので,この世の人間にも天の国の天使にも理解できない。でも,この宇宙はどこかおかしい。この大きな絵は,なにかがへんなのだ」「すべての星は,いつかは落ちる。でも,星は天の大きな炎の火花でしかない」・・・ある朝,天使に誘われ空を飛ぶ〜悲しいね。所詮,人間なんてそんなものだけど,まあ折角人間に生まれてきたのだから精一杯生きなくてはいけない
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とても静かな世界。言葉が耳からではなく、ふっと心にこだましました。
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天使と病気の女の子のお話。天使とはどんな存在なのか?人間との違いは?天使と語ることで人間の神秘に触れる大切な物語です。
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天使です。生きていることの意味とかを教えてくれます。おれは好きです。かなり。