- Amazon.co.jp ・本 (279ページ)
- / ISBN・EAN: 9784140813744
作品紹介・あらすじ
恩田陸の誇大妄想がインカ・マヤの地を疾走する。カラー写真全50点著者撮り下ろし。
感想・レビュー・書評
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紀行文が 面白くなってきた
途中差し込まれた現地の写真が 、本当に日本の路地かのようだった。
南米の山奥にそんな場所があるなんて不思議だ詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
合間にはさまれる小話がいい。
基本はエッセイ、であってるのかな。
恩田陸は、心のぞわりとした部分の感情を揺さぶるのが上手い。 -
アイディアメモ付紀行エッセイ、といったらよいのでしょうか。
高地故にか、お酒があんまし出てこないので、恐怖の報酬よりテンションが低めな気も致します(笑)
南米系文明お好きな方は、なかなか楽しいのではないかと。
読んだらもう、『上と外』が再読したくてたまらん状態でした・・・。 -
恩田さんが中南米の遺跡を見て回る内容。はじめは、
あー普通の?小説じゃないんだーってちょっと思ったが、読んでみるとなかなかに面白い。普通の観光ガイドブックでは描けない抽象的な内容も含まれているからか、行ってみたい気になる。 -
紀行文ってこんなに面白いんだ
マチュピチュで2時間雲を見ながらぼーっとしたい -
久々の恩田陸さん、しかも紀行文。読み慣れないジャンルだけど、空気感が伝わってきて思った以上に楽しく、読み応えがあった。マヤ文明にだけ言語学者が参入遅れたのはスピリチュアル界隈の人の流入があったから、なんてこぼれ話もまた面白い。
ちょこちょこ挟まれる小説は短過ぎて少し残念。もっとまとまった量で読みたかった。 -
恩田陸の中南米紀行エッセー
NHKスペシャル「失われた文明」スペシャル本3冊のために17日間、マヤ、アンデス、インダスの遺跡を巡る。 -
こちらは、同行しているかのような気持ちになれる旅のエッセイ。恩田陸のエッセイは大好き。
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すごいなあ。作者が「SF的な紀行文を書いてみたい」と言っていたが、なんとなく近いものになっている。
この本は中南米を旅したときの紀行文。
古代マヤ文明、メソアメリカ文明、最後はマチュピチュ遺跡を見て帰国の途につく。
マチュピチュ遺跡って結構な観光地でテーマパーク化していると書かれていたので、きっと気楽に旅ができるのかなと思った。 -
恩田さんの作品のルーツを見た気がした。やっぱりフィクションと言えども作品の中にはその人となりが反映(投影?)されるものなんだなと実感した。好きな作家さんの考えがフィクションを通してではなく、エッセイというかたちで直接的に見れるのって面白い。私も風の谷、行ってみたい。