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Amazon.co.jp ・本 (258ページ) / ISBN・EAN: 9784140817728
作品紹介・あらすじ
天皇陛下 皇太子時代のご講演の記録
中世・瀬戸内海の水運史や、17~18世紀のイギリス・テムズ川の水上交通史の研究を経て、関心はやがて世界の水問題へ。史料に真っ直ぐに向き合い、各地の水利用の現場を歩き、水災害の被災地への訪問を重ねてこられた殿下のまなざしは、「水と私たち」の未来に向けられてゆく。昭和62年(1987年)の初講演から平成30年(2018年)の世界水フォーラムの基調講演まで、全9篇を収載。
はじめに
第1章 平和と繁栄、そして幸福のための水
第2章 京都と地方を結ぶ水の道 ―古代・中世の琵琶湖・淀川水運を中心として
第3章 中世における瀬戸内海水運について ―兵庫の港を中心に
第4章 オックスフォードにおける私の研究
第5章 17~18世紀におけるテムズ川の水上交通について
第6章 江戸と水運
第7章 水災害とその歴史 ―日本における地震による津波災害をふりかえって
第8章 世界の水問題の現状と課題 ―UNSGABでの活動を終えて
参考収録 Quest for Better Relations between People and Water
――「はじめに」より――――――
本書には、昭和62年(1987)に私が生まれて初めて行った、テムズ川の水上交通の歴史に関する講演から、平成30年(2018)3月にブラジリアで行った第8回世界水フォーラムにおける基調講演にいたるまでの、水上交通史や水災害を含む水問題についての講演の記録を収載しています。(中略)水問題は、あたかも水がどこにでも流れていくように、世界の紛争、貧困、環境、農業、エネルギー、教育、ジェンダーなどさまざまな分野に縦横無尽に関わってきます。(中略)水を通してこれらの問題に関心を持つことができたことは私にとりとても有意義であり、私の視野を大きく広げてくれた「水」に感謝しています。
みんなの感想まとめ
水に関する歴史や問題を深く掘り下げた講演録が収められており、著者の真摯な学問への姿勢が感じられる一冊です。中世の水運史から現代の水問題に至るまで、さまざまなテーマが扱われており、特にオックスフォード大...
感想・レビュー・書評
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最も感銘を受けたのは、オックスフォード大学でのテムズ川水運の研究です。教授と研究テーマや史料について相談したり、様々な図書館などを訪ね、史料を丹念に読み、分析する、天皇陛下の学問に対する真摯な姿勢には心を打たれました。文体からも、そのお人柄が伝わってきました。令和に生きるすべての人に読んで欲しい一冊です。
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[鹿大図書館学生選書ツアーコメント]
水運、それは古代から現代まで続く水の恵みであり、日本の生活を古くから支えた技術。今その歴史が明かされる。
[利用はコチラ/鹿大図書館OPAC]
https://catalog.lib.kagoshima-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB28117468 -
【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/722232 -
資料ID:98191169
請求記号:517.04||N
配置場所:工枚特集①
(※配置場所は、レビュー投稿時のものです。)
☆特集展示「SDGs特集」☆
SDGsを特別なものとしてではなく「自分ごと」として捉え、それぞれの活動、生活の中に浸透できるようSDGsを理解し社会課題に関心を持つことを目的としています。 -
天皇即位直前に出版された本。1987年から2018年までに行われた8つの講演録が収録されている。学生時代の研究課題であった中世の水運史、水の利用の問題、水害についてと、水をキーワードに多くのテーマで語っている。とてもわかりやすい言葉で説明されており、内容も講演する国や地域のことや、その時の話題などをうまく盛り込むなど、聞き手のことをよく考えて練られたものだと言うことがよくわかる。皇室関係者の研究について、趣味のようなものかと思っていたが、実際に深く探究されていることがわかった。皇室にも水運史にも興味がない人にも、おすすめしたい本。
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今上陛下の皇太子時代に行った講演を元にまとめた本。
陛下が学生時代に水運について学び、そこから今日の水害被害に心を痛めていることを理解した。
今後も被害が大きくなることが予想される水害等の被害の対策について、日本国内だけでなく世界中に発信してくれることを望む。 -
2019.11.06 今上天皇の本!ブックスオートリで見つける。
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陛下の知識と教養ぶりに舌を巻いた!本当に真摯でお優しい、人柄の表れた本だった。講演を生で聴いてみたいものだなぁ。天皇陛下になられたからお忙しいなんてものじゃないだろうけど。宮家の方々は学者が多いけれど、昭和天皇、上皇陛下とも生物学がご専門だったけれど、水運というのは地理も歴史も物理学さえも絡んだなかなか高度な学術分野なので、ひたすら感心しているところ。
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東2法経図・6F開架:517A/Te37s//K
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これまで研究されてきた中世瀬戸内の海運や、テムズ川の水運、水をめぐる環境問題に関する講演をまとめた一冊。
読みやすいし、コンパクトにまとまっていてわかりやすい。イギリス留学時代の話は向こうの研究環境や史料の状況がわかって面白い。
自然災害への視線や、被災者への思いも伝わってくる。 -
お話をきちんときいたことはたぶんない。土木学会100周年式典のときはどうだったかな?
だけれど、水に関する見識、編集力、表現力の高さにうならされそうだ。
「水」をとおして世界の実情、情勢をみて、科学の力を味わう。関心を広げてくれた「水」にも感謝、という前書きの言葉も印象的。
水のおかげで地球上では水平・鉛直方向に熱循環し、さらにはサハラの砂のおかげでアマゾンにも養分そして豊かさが供給されているという話、も愉しいが、、
京都の背後には物資生産・運搬の大動脈である瀬戸内海があって(※西日本はこれゆえに租税もコメなどの重いものにできた)、目前にも淀川の先に琵琶湖があり、北陸ともつながっていて、、というスコープも見事。面白いよなあ…!
さらにはオックスフォードでもテムズ川水運についての研究の話。。ああ余程研究がたのしかったんだろうなぁというが、伝わってくる。
図書館に通っては、該当のページを書写したりコピーしたりだとか、あるいは蔵書から取り寄せを頼むだとかいうプロセスが克明につづられる。
ほこりをかぶたような古い書物をめくる楽しみは、確かにある。そしてそういうことに集中力と時間を投じられるという、一流の片りんもみせるのである。
もし皇族に生まれなかったら、いずれかの分野で著名な研究者になっていたのだろうか。
序文の「水に感謝」にもあったが、「テムズ川に感謝」というフレーズもいいなぁ。
まわりの環境あってこその好奇心、探求心、という想いなのだろう。
うん、テーマがあれば、研究もいいかなぁ・・・ -
4/4に報道ステーションで皇太子殿下本紹介!
中世の交通史・流通史の研究者、徳仁親王(皇太子)の本が紹介され大きな話題です!
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