- Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
- / ISBN・EAN: 9784140881606
感想・レビュー・書評
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これはメンタル面の向上手法について、トレーニングの項目を大きく7つの要素に分けて解説している本だ。もう少し柔らかい言葉で言い替えると
「頑張れ」とか「集中しろ」などといった単なる抽象的な表現(WHAT)について、具体的でわかりやすい方法(HOW)をしっかりと説明してくれている本、である。
本で取り扱っている事例は、著者自身、過去に体操選手を経験し、また、スポーツ選手のコーチなどをやっていたこともあって、全てスポーツに絡むものだ。しかし、(著者自身もそのようにおっしゃっておられるが)ここで触れられている内容は全て、日々の生活やビジネスに、間違いなく、そのまま応用できるものであるように思う。
さて、本を読んでの感想だがHAPPYの一言だ。このような本に知り合えて・・・というより、白石さんという方を知ることができて、とても良かった。自分に欠けていたものがこの本でいっぱい発見できたという事実に本当に満足だ。
(書評全文はこちら→ http://ryosuke-katsumata.blogspot.jp/2011/01/blog-post.html)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「天才は高みに登る階段を人には見せない」
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・ガルウェイの理論の話。
・「頑張る」は日本独特の表現。(英語にはない)
・国際レベルの選手であれば、たいがいコーチがついている。
・新書なので、内容には物足りなさも感じる。 -
心は鍛えるものである◆意欲を引き出す◆自信をつける◆集中力を高める◆感情をコントロールする◆「頑張れ」だけで頑張れますか?◆こうすれば伸びる!指導の言葉◆禅語に学ぶ◆川上哲治氏(元巨人軍監督)との対話
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・「頑張れ」だけで頑張れるか?英語・ドイツ語に「頑張れ」は存在しない。マラソン大会での沿道での応援には、relax, keep on going, enjoy, good run, here we go, great job など。沿道の人たちは、こうした表現で選手を応援することで、選手と一緒にマラソンを楽しんでいる。日本人は本来まじめ。「頑張る」と思わないでも、自然に頑張ってしまう。「頑張る」というと、かえってプレッシャーを受け、固くなって実力を発揮できず、はかばかしい結果を得られないことが多い。社員諸君、「頑張る」と口に出すな。あなた方はプロなのだから、自分の仕事をenjoy しながらやれ。「頑張る」から「楽しむ」や「感謝」へ。
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2時間半で読了。
なるほどと何度も深く頷かされた。また、書物や人の発言からの引用が各所に散りばめられており、いろんな人の考えがこの一冊で読めてお得。
内容が濃密で、一読しただけでは全てを理解して実践するのは困難。
(2014.6.30) -
チャレンジ精神あふれた状態になるためには、前段階としてびびる経験も必要。自分の心の中で自分に対して発している言葉をポジティブなものに変えたり、完璧を求めないこと、人と比べないこと、チャレンジ精神あふれたふりをしてみることも大切。
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数々の選手のメンタルトレーニングを担当した第一人者が語るメンタルトレーニング。
意欲、自信、集中、感情。。。それぞれのメンタルの上げ方が非常に具体的に書かれている。その土台は心理学や禅、ヨガなど幅広い。
内容的には「スポーツ選手のための心身調律プログラム」と重複している部分も多いが、こっちの方が文庫版で持ち運びしやすい。読むというより実践する本なので、この点は大きい。
競技スポーツをする人は必読の一冊。
巻末にはあの川上哲治さんとの対談つき。 -
スポーツ選手へのアドバイスを数多くしている著者の言葉には説得力げあった。