明るい不登校: 創造性は「学校」外でひらく (NHK出版新書 593)
- NHK出版 (2019年8月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784140885932
作品紹介・あらすじ
もう、学校に行かなくてもいい!
不登校に悩む親子の駆け込み寺「東京シューレ」の設立者にして、不登校をめぐる言論・活動のトップリーダーとなった著者が、激増中の不登校の現状と制度の大転換を的確に描く。さらにフリースクール35年・中学校12年の運営実績にもとづき、不登校経験者たちが自分らしさを生かして社会で活躍する様子と、それを可能にした東京シューレの実践を詳細かつリアルにレポートする。子を持つすべての親と関係者、必携の1冊!
感想・レビュー・書評
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不登校というものをネガティブにとらえず、活動してきた著者たちの努力が、どれだけ多くの子供たちと保護者の支えになっているか。三年で見直すとされている「普通教育機会確保法」の行方と、東京シューレが開校予定の小学校も気になる。
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制度が変わったんだね
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女子栄養大学図書館OPAC▼ https://opac.eiyo.ac.jp/detail?bbid=2000053358 資料ID:0128733 請求番号:371.4/O54
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不登校をネガティブに捉え過ぎてはいけないと気付かせてもらえる。不登校の戦後からの捉えられ方の変遷を見て、そろそろ家庭も社会も、子どもの学びに本当に必要なものが何なのかを、立ち止まって考えてみてもいいかなと思った。学校がつらい子は、まずは安心できる場所でしっかり休み、力が湧いてくれば、そこからゆっくりと学びたい気持ちを育て、自分に合ったタイミングや方法でそれを追及すればよい。本書に従えば、子どもがもらってくる通知表の出席日数は、次のように読み替えてみても良いのだろう。
欠席日数=家(学校以外)で過ごした日
遅刻・早退=自分でペースダウンできた日
本書では不登校の子どもの権利宣言(東京シューレ)も紹介されている。以下にURLを挙げる。
https://www.shure.or.jp/shure/activity_archive/kenri/ -
昔は「登校拒否」という単語が使われていた。学校に行かないのは子どもが原因という視点から、生まれた言葉である。そこから、普通教育機会確保法が施行される最近までの話。
30年以上前から先進的な試みをされていた実績から、リアルな話が描かれている。
これ、30年前とか学校の立ち上げとか大変だったんだろうなぁ…。