絶滅する「墓」: 日本の知られざる弔い (NHK出版新書 704)

著者 :
  • NHK出版
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784140887042

作品紹介・あらすじ

私たちにとって、墓とは何か?時の権力や死生観、土地や風土に根ざした文化によって、日本ではじつに多様な葬送文化が育まれてきた。だが、過疎化や高齢化により、今その文化が風前の灯となっている。土葬の現在から、肉体と魂を分けて埋葬する「両墓制」、沖縄の風葬やアイヌの男女別葬、無数の遺骨を粉末状にして固めた「骨仏(こつぼとけ)」まで――。全国各地を歩いて取材した僧侶が、知られざる弔いのかたちを写真とともに明らかにしながら、日本人がいかにして死と向き合ってきたかを問いなおす。

感想・レビュー・書評

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  • 土葬、風葬、両墓制――多様な葬送文化を明らかにする『絶滅する「墓」 日本の知られざる弔い』発売|株式会社NHK出版のプレスリリース
    https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000750.000018219.html

    鵜飼秀徳(うかい・ひでのり/しゅうとく) | 日本仏教鑽仰会
    https://bukkyo-seminar.jp/lecturer/319/

    NHK出版新書 704 絶滅する「墓」 日本の知られざる弔い | NHK出版
    https://www.nhk-book.co.jp/detail/000000887042023.html

  • 日本における弔いと墓の変遷を説く一冊。大名や天皇といった墓の他、各地の珍しい墓も紹介。後半にはデジタル供養や企業墓、散骨など新たな形を提示します。墓や弔いに興味がある方にはぜひ読んで欲しい内容。歴史と昨今の動きなどがコンパクトにまとまった好著といえます。

  • ふむ

  • 「墓は、地域の歴史や習俗などを知る「生きた教材」でもある。ところが、日本各地に残された墓制が、まもなく消滅してしまう危機に瀕している。(中略)目的は、「絶滅危惧墓(あるいは絶滅墓)」を記録しておくことである。そうした滅びゆく墓制から、地域や日本人の弔いの歴史、さらには習俗を知ってもらうのが本書のねらいだ。――「はじめに」より

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著者プロフィール

正覚寺副住職、元「日経おとなのOFF」副編集長

「2019年 『ビジネスに活かす教養としての仏教』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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