義経の登場: 王権論の視座から (NHKブックス 1020)

著者 :
  • NHK出版
3.22
  • (2)
  • (2)
  • (2)
  • (2)
  • (1)
本棚登録 : 28
感想 : 2
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (310ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784140910207

作品紹介・あらすじ

母常磐、父義朝、義父一条長成の生きた貴族社会の血縁・姻族関係を掘り起こし、兄頼朝と再会する以前の義経の人生環境を解き明かすことを目指す。九条院呈子、平泉姫宮、資隆入道の母をはじめとする武家貴族の世界における「女のネットワーク」を解きほぐし、内乱以前の平泉権力の動向と重ね合わせながら、青年貴族義経の政治的立場を問う。「頼朝中心史観」「鎌倉幕府中心史観」「武士発達中心史観」を打破する、まったく新しい義経論。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 確かに鎌倉を中心とした歴史観が自分にも植え付けられていて、それをひっくり返すのは容易ではないが、この本はとても説得力があるように思えたし,なるほど、と思った。

全2件中 1 - 2件を表示

著者プロフィール

1948年東京生まれ。専攻は日本史。国際基督教大学教養学部卒業。東京都立大学大学院人文科学研究科修了。東京大学史料編纂所元所長。現在、同大学名誉教授。主な著書に、『平安王朝』『歴史のなかの大地動乱』(岩波新書)、『平安時代』(岩波ジュニア新書)、『かぐや姫と王権神話』(洋泉社新書)、『物語の中世 神話・説話・民話の歴史学』(講談社学術文庫)がある。

「2018年 『現代語訳 老子』 で使われていた紹介文から引用しています。」

保立道久の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×