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- Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
- / ISBN・EAN: 9784140910702
作品紹介・あらすじ
私たちは壁に突き当たったり、孤独を感じたり、生きることに疑問を感じたとき、どこかにある「本当の自分」を探し求めがちだ。しかし、それは探そうとすればするほど曖昧になり、しばしば迷路に陥ってしまう。自分探しに苦闘してきた著者が、自らの体験を踏まえてこの難問に現象学的思考を用いて挑み、何が「本当の自分」の本質なのか徹底的に考えてゆく。自分らしく生きるために、必読の一書。
感想・レビュー・書評
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2017.6.16
面白かった。生の快不快と自我の快不快。欲望と当為。自由と承認。またひとつ、自分というものを考える視点が増えた気がする。
もう一度読みたいな。 -
「本当の自分」とは何かを問うのではなく、現象学の本質観取によって、なぜそういうものを想定したくなるのか、を問い詰め、自由に生きられる楽しさとともに苦しさも引き受けなければいけない近代人のあり方を明らかにする。蜃気楼を追うような自分探しても、そんなものはないのさと一刀両断するニヒリズムとも違う、「自己了解」の意義と価値に目を開かされる著。なぜ精神分析は色んな説が増えていくばかりでちっともまとまらないのか、という説明にも納得。
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納得感をどれだけ持てるか、否か【2007.04】
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