公共哲学入門: 自由と複数性のある社会のために (NHKブックス 1278)

著者 : 齋藤純一 谷澤正嗣

• NHK出版 (2023年3月25日発売)

作品紹介・あらすじ

わかりあえない他者と生きる思考法

多様性よりも「複数性」を、そして何よりも人間の「平等な自由」を実現するために――。カントに始まり、功利主義、ロールズ、リバタリアニズムなど定番の要点をしっかり押さえたうえで、デモクラシーの価値を根底から問い直す。「今だけ・自分だけ」の発想を乗り越えて、政治的意思の違いを互いに解消することなく、共に生きていく視点を身につける「新しい教科書」！

感想・レビュー・書評

[学習院大学 法経図書センターさんの感想 · 2023年12月14日]

東2法経図・6F開架：301A/Sa25k//K

[桜美林大学図書館さんの感想 · 2023年8月30日]

https://cool.obirin.ac.jp/opac/volume/918700

[kenisfsanさんの感想 · 2024年1月11日]

入門書としてとても良かったです。公共哲学の分野の見通しが立ち、今後の歩み方の礎になったと思います。

[ysano911さんの感想 · 2023年10月7日]

齋藤純一・谷澤正嗣『公共哲学入門』NHKブックス 読了。価値観の異なる他者と同じ社会で共存するにはどうすればよいか。我々は未だ明快な解を持ち合わせておらず、より妥当な見解を地道に検討するしかないが、本書は先人たちが蓄積してきたその軌跡を僅かな紙幅で丁寧かつコンパクトに案内してくれる。

[岩手県立大学メディアセンターさんの感想 · 2023年5月12日]

【配架場所、貸出状況はこちらから確認できます】
https://libipu.iwate-pu.ac.jp/opac/volume/563215

[神戸国際大学情報センター（図書館）さんの感想 · 2023年4月24日]

https://act-02.kobe-kiu.ac.jp/opac/volume/387917

[Kelleyさんの感想 · 2023年3月26日]

著者は早稲田大学、政経の、公共哲学の教授のおふたり。公哲の教科書。

13回の授業が13章にそのまままとめられている。レイアウトも綺麗だし文章も分かりやすい。参考文献の量がえぐい…笑

[別府さんの感想 · 2023年3月25日]

【書誌情報】
『公共哲学入門――自由と複数性のある社会のために』
［著］ 齋藤 純一
［著］ 谷澤 正嗣
ＮＨＫブックス　No.1278
発売日　2023年03月25日
定価：1,870円（本体1,700円）
判型 Ｂ６判
ページ数 336ページ
商品コード 0091278
Cコード C1331(政治)
ISBN 978-4-14-091278-2

◆わかりあえない他者と生きる思考法
　多様性よりも「複数性」を、そして何よりも人間の「平等な自由」を実現するために――。カントに始まり、功利主義、ロールズ、リバタリアニズムなど定番の要点をしっかり押さえたうえで、デモクラシーの価値を根底から問い直す。「今だけ・自分だけ」の発想を乗り越えて、政治的意思の違いを互いに解消することなく、共に生きていく視点を身につける「新しい教科書」！
[https://www.nhk-book.co.jp/detail/000000912782023.html]

著者プロフィール

早稲田大学教授。1958年生れ。早稲田大学大学院政治学研究科博士課程単位取得退学。専門はアーレント、規範的政治理論。早稲田大学政治経済学術院長。著書に『公共性』『自由』『政治と複数性――民主的な公共性にむけて』（以上、岩波書店）、『不平等を考える――政治理論入門』（ちくま新書）、共著に『公共哲学』（放送大学教育振興会）など。

「2023年 『公共哲学入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」